「ひたすらなる宗教的モノクレーム」展

FUMA Contemporary Tokyo / BUNKYO ART
終了しました

アーティスト

加藤大介、李豪哲、朝倉景龍、鈴木弥栄子、龍口経太、西牧徹、石山祐紀、
本企画は“ひたすらなる宗教的モノクローム”と題し、7名の作家で構成する。モノクロームは白と黒からなるものを指すが、黒は古くから死を表す色とされ、反対に白は生を連想させる。16世紀頃の西洋のヴァニスタや鎌倉時代の“九相詩絵巻”のように人々は常にそれを感じ、芸術に用いてきた。今回展示予定の李豪哲(B.’84)は近親者の遺品を基に制作する鋳造作家で、使い込まれた染や変色を異なる金属を用いて表現している。彼の作品は死んだ者の残した物体という個人的な事に留まらず、時の移ろい、生そのもののメタファーである。次に他3人の作家についてだが、彼らに共通するのはフェティッシュを構築要素として、超個人的世界を描き出しているという所だ。また、それら作品には、しばしば学生服が登場し、失われた純潔と無垢への執着を感じさせる。古くは清少納言が随筆の中で“小さきものはみな可愛い”と書いたように日本人の児童愛傾向は文化であり、芸術史の観点から見ても重要な要素になりうる事と思う。個々の作家についてだが、鈴木弥栄子(B.’79)の木炭と鉛筆で描かれた作品には学生服の少女が登場し、胴体には同じ装いの腕が回されている。これは友人への歪んだ愛情と自分自身への呪縛が表現されており、元来、軍服である学生服の“抑圧”という要素も加味されている。西牧徹(B’64)は濃密な鉛筆の筆致で背徳の遊びに興じる少年少女を描き出す。状況設定はエロス(生)でありながら、黒が特徴的に
使われ死への暗示を強く感じさせる。最後に朝倉景龍(B.’86)だが、異常とも言える装飾を施した女性をナンバリングし、架空のアイドルを排出している。傷付き、腐敗した肌には関係性の深いアイテムが寄生し、主題に対する徹底した執着が表れている。現在、日本社会がグローバル化する事と比例して、人々の興味は過激に内に向かっている。それは私的世界への崇拝を意味し、超越的な宗教であり創造物は現代の宗教画(像)だ。以上の事を一つの流れと汲み発信して行きたいと思う。

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スケジュール

2011.11.08(火)~2011.11.19(土)

会場の開館情報

11:00 ~ 18:30
月曜,日曜,祝日休館
入場料無料
会場FUMA Contemporary Tokyo / BUNKYO ART
http://www.bunkyo-art.co.jp/
住所〒104-0042 東京都中央区入船1-3-9 長﨑ビル 9F
アクセス東京メトロ日比谷線八丁堀駅A2出口より徒歩2分、JR京葉線八丁堀駅A2出口より徒歩2分、有楽町線新富町駅7番出口より徒歩4分
電話番号03-6280-3717

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