東京国立近代美術館工芸館アーティスト
松井康成、ロゼリン・デリール、築城則子、角偉三郎、氷見晃堂 他
異なる色の線が交互にあらわれてダイナミックな表面構造をなす縞模様。単純でありながら強い印象をもたらすことから、衣服から道路標示まで、私たちの生活のあらゆるシーンに浸透しています。工芸館の夏の所蔵作品展は、毎年、子どもも大人もいっしょに楽しめるテーマで開催してきました。今年の夏の展覧会では、この縞模様に注目します。
「縞」はもともと、「渡りもの」や「島もの」、「島布」などと呼ばれ、南蛮貿易によってインドや東南アジアなどの遠方の島々からもたらされた、色とりどりの筋模様の織物を意味していました。こうした経緯からうかがわれるように、縞はとりわけ染織と関係が深い模様と言えます。しかし、広く工芸の領域を見渡してみると、曲輪(漆工)や練り上げ手(陶磁器)など、染織以外のフィールドでも、縞模様と相性のよい技法が見出せます。さらに、こうした技法を表現の手段として、工芸作家たちは、独特の縞模様を数多く生み出してきました。素材と技法、そして縞模様の調和のなかに、それぞれの作品世界が広がっています。
タテシマ、ヨコシマ、コウシジマ・・・今年の夏は、工芸館でシマ廻りの旅に出かけてみませんか?
ギャラリー・トーク
■当館研究員によるギャラリー・トーク
日程: 2011年7月10日(日)、8月21日(日)
時間: 13:00-14:00
当館研究員が鑑賞のポイントを分かりやすく解説します。
※申込み不要、参加無料 (要観覧券) 。
■工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム「タッチ&トーク」
日程: 会期中の毎週水・土曜日
時間: 13:00-14:00
工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。会場で展示作品を紹介する<トークコーナー>と、著名作家の作品や資料、制作工程などを手にとって実際にさわっていただきながら作品を楽しむ<タッチコーナー>の2部構成でご案内します。
※申込み不要、参加無料(要観覧券)。
[画像: 松井康成 「練上嘯裂文茜手大壺」(1981) ]
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