GALLERY SPEAK FORエディション・ワークスとは、アーティストたちからの依頼や工房の企画で、エッチング(銅版画)、リトグラフ、木版画、シルクスクリーン、デジタルプリントの制作をする版画工房です。1984年に設立された後、数年間はリトグラフのみの工房でしたが、その後じょじょに版種を広げ、今や制作可能な技法とサイズにおいては日本で最大級の工房へと成長しました。
全ての版種で伝統的な手法に熟練しているだけでなく、デジタルデータを用いたリトグラフやシルクスクリーンなどデジタル技術にも対応し、様々なジャンルのアーティストの制作意図を細かく引き出す姿勢が国内外で高い評価を受けてきました。これまで若林奮(彫刻家)、船越桂(彫刻家)、吉澤美香(画家)、村上隆(アーティスト)、ドナルド・バチュラー(画家・彫刻家)、マーティン・キッペンバーガー(アーティスト)など、優れたアーティストたちの技術スタッフとして活動を支え、版画表現の可能性を高め続けています。
本展は、その「アートの裏方」の世界に光を当てるもの。これまでエディション・ワークスが制作してきたアーティストたちの版画作品を厳選して展示・紹介するものです。リーズナブルなプライスで作品をご購入いただける機会でありつつ、技術の視点から見たアートの面白さを堪能いただける好機となるでしょう。また世代やキャリアを問わず、創作に版画を取り入れようとするアーティストたちにとっては、創作アイディアを自分自身に吹き込めるワークショップ的な機会、刺激的なコラボレーションの入り口として捉えていただけることと思います。
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