ガーディアン・ガーデン畑直幸は「世界が水に沈んだらどう見えるか」というイメージを、写真を水槽に沈めて魚を泳がせて撮影し、その写真をさらに複写した作品で第4回写真「1_WALL」でグランプリを受賞しました。鋭い美的感覚と構想力でクオリティ高く視覚化された作品は、審査員に「やっていることは感覚的だけど、何かの本質に近づいているように見える」「言葉で置きかわらないところに写真をもっていこうとしているところがおもしろい」と評価されました。
畑は、美容師としてのキャリアを持ちながら写真の道へと入ってきた異色の経歴を持ちます。自分の作り上げた髪型をコンテストや雑誌に応募するために仲間と撮影をする中で興味を持ち、本業の傍ら専門学校やワークショップに通い、写真やカメラについて学んできました。グランプリ受賞後には一念発起して職を離れ、2011年夏よりオランダの美術大学で写真について学び始めました。初個展となる今回のグランプリ受賞者個展では、東京工業大学の原子炉工学研究所などに通って撮影した作品をお見せします。あらゆる機器と無数の配線コードとが混沌と存在する最先端研究の現場を感性そのままに捉えています。
<イベント>
「写真というブラックボックス ~「よい写真」とは?~」
2月10日(金)19:00〜
畑直幸と東京工業大学サイエンス&アートラボとのコラボイベント開催
出演:野原佳代子(東京工業大学准教授、Creative Flow代表)× 畑直幸
協力:東京工業大学 サイエンス&アートラボ Creative Flow
内容:人はどうやって「よい写真」を見分けるのか、そこには何か答えがあるのか、ないのか。グランプリ受賞者の畑直幸と東京工業大学Creative Flowのみなさんと一緒に、写真を科学的に見ることの可能性について考えます。ご参加いただいたみなさんにも議論に加わっていただきます。
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