gallery fugallery fuでは、10月4日(水)〜10月15日(日)まで「唐貫虹|擦れ違うホライゾンを僕たちは歩き続けて行く」を開催します。
唐は、高校を卒業した18歳の時に、中国から日本にきて、今年10月でちょうど10年になる。当初は日本語もほとんど話せなかった。日本とは違う歴史、文化、言語、教育をもった彼が10年という時間を経て感じ、考えることは何だろう?彼は「自分というものを相手に伝えようとしても100パーセント理解してもらうことは無理である。相手を理解するということは、相手の立場や視点に立って相手を見ようとする態度が必要なのだと思う。」と言う。言語や態度をもってしても伝わりにくいことを、彼は自分が得意とする美術という視覚表現を用いて伝えようとしているのだろう。本展覧会のタイトルに用いたホライゾンとは日本語では地平線、水平線と訳すことができる。それは地面または海と空の境界をなす線のことである。しかし、実際にそこに線が引かれているわけではない。そして空と大地、空と海は決して融合することはない。
唐はこれまで人と人、存在と存在の関係性や繋がりを作品化してきた。理屈の上では交わることはないホライゾンだが、同じ地平に立ち同じ空を見つめ歩き続ける限り、私たちはいつかどこかで出会えると信じたい。
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