公開日:2011年10月5日

10/22(土)イベント:メタボリズム・ファッション!

TABの仲間と、メタボリズム・ファッションで森美術館へ行こう!

10月22日(土) 16:00 森美術館に2名×15組様をご招待。
ドレスコードは、メタボリズム・ファッション!
企画:松下沙花

TABチームは、面白いことが大好き。「もっと楽しく展覧会を見に行かない?」「いつもと違った、スペシャルな時間にしたいね!」「10月はちょうどハロウィーンもあるし」・・・そして、新しいアイデアが生まれました。森美術館で開催中の「メタボリズムの未来都市」展に、メタボリズム・ファッションで出かけましょう!!

メタボリズム・ファッションって何?

森美術館「メタボリズムの未来都市」展で紹介されている「メタボリズム」は、1960年代の日本で展開された建築運動。「メタボリズム」は「新陳代謝」という意味で、都市環境の変化に対応していくという思想で作られたプレハブ建築やカプセル建築など、ユニット化された構造が特徴です。(メタボリズムについての詳しい説明は森美術館のブログ「1分でわかるメタボリズム(全4回)」などをご参照ください。)

磯崎 新《空中都市――新宿計画》1961年/2011年(CG映像)

挑戦的で、独特な形のメタボリズムの建築。そこから自由に発想して、自分なりのコスチュームを考えてみてください。自作も大歓迎です。そのコスチュームを身につけ、自分自身もメタボリズムの都市の一部として、展覧会に参加するのです!

ちょっと想像しにくい今回のドレスコードですが、アイデアを考えるコツのひとつに、コラージュを作るという方法があります。下の図のように、メタボリズム建築のいろいろな写真を切り抜き、人の全身や顔写真に貼りなおしてみると、「あ、これに似た洋服持っている!」や「これなら牛乳パックで出来るかも!」など、コスチュームのイメージがどんどん浮かんでくるかもしれません。

MAMcostume

アイデアは無限大、メタボリズムの建築がテーマであれば何でもかまいません。実際の1960年代のメタボリズムの建築の形を取り入れてもいいですし、あなた自身で”2011年のメタボリズム”を考えてみるのも素敵です。身近な素材で工夫してみてください。(本記事の後半に、画像とヒントを記載しています。)コスチュームを考え始めたときからもう、あなたの頭はメタボリズムのことでいっぱいなはず!

TABメンバーと一緒に、オリジナル・コスチュームで出かけましょう。2名×15組様をご招待。お友達を誘ってご参加ください!!お申し込みはフォームよりお願いします。当日はベスト・ドレッサー賞(男女各1)を表彰しますので、ぜひ気合いを入れてご参加ください!!

開催概要

10月22日(土) 16:00 森美術館
※着替えを済ませ、専用エントランス(ミュージアムコーン)前に集合

申込はこちらから
お申込みが定員に達し次第、締切とします。お申込みいただいた方には個別にメールでご連絡します。

◆ご注意
・展示品を傷つけるおそれのないコスチュームにしてください。巨大な突起がついていたり、裾を引きずるような服装だと入場できない場合があります。
・アルコールは禁止です。アルコールを摂取している方の入場はお断りします。
・着替えには六本木ヒルズ内のお手洗い等をご利用いただけます。

<コスチューム作成のヒント>

コスチュームは身近にあるもので、シンプルに考える事がポイントです。

例えばこの帽子は、良く見てみると新聞で出来ています。新聞紙を丁寧に折り、Xの形にきりぬいてもう一度広げてパターンのついた紙を作る。(小さい頃、折り紙で雪の結晶を作って遊びませんでしたか?それを思い浮かべると解りやすいかもしれません!)それをブラックスプレーでコーティング。その後裏に白い紙を貼ると、菊竹清訓の「エコポリス」の中の建築をイメージした帽子の出来上がりです!

エコポリスをイメージした帽子と、菊竹清訓《エコポリス》1990年頃/2011年(コラージュ)

◆新聞紙でのパターンシート作り方の例

1) 新聞紙を半分に折りたたむ。
2) 新聞紙をさらに折っていく。
3) 小さく折れたら、はさみを入れていく。
4) はさみを入れ終わったところ。
5) 広げると、パターンシートの出来上がり!

Saka Matsushita

Saka Matsushita

ニューヨーク、トロント、横浜育ち。ロンドン芸術大学(Wimbledon College of Art)を卒業後、Motley Theatre Design Courseで舞台美術を学ぶ。その後ロンドンにてフリーデザイナーとして、映画や舞台の衣装や美術デザインを手掛ける(Rambert Dance Company,Noah and the Whale, Sony TV Europe 他) 2010年に帰国。現在は子供にアートを教えながら個人プロジェクトの製作をしたり、TABのイベント企画に関わっている。近々子供向け映画や舞台のデザインをやってみたい。<a href="http://www.sakamatsushita.com">www.sakamatsushita.com</a> contactsaka@gmail.com