公開日:2013年7月26日

山口晃とGAINAXがドン ペリニヨンと異例のコラボレーション!

【Art Beat News】直径7メートルの円環状スクリーンを利用した大型の映像インスタレーションが展開

呑縁良圓
呑縁良圓
2013 紙に鉛筆、水彩 40.5 x 28.5 cm ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy Mizuma Art Gallery

世界最高峰のシャンパーニュ、ドン ペリニヨンによるプロジェクト「Dom Pérignon The Power of Creation – 想像する力」が日本を舞台に開催される。今回はドン ペリニヨンの新たなヴィンテージ2004の披露に合わせ、日本の伝統的な技法とユーモラスな視点で現代の日本画を生み出す画家の山口晃と、「ヱヴァンゲリオン」の制作などで知られる革新的なアニメーションスタジオGAINAXが、それぞれドン ペリニヨンからインスピレーションを得て取り組んだコラボレーションを発表。東京ミッドタウン内「RESTIR(リステア)」にて、7月26日(金)~28日(日)の3日間にわたって、作品が一般公開される。

山口晃の山水画
山口晃の山水画

直径7メートルの円環状スクリーン
直径7メートルの円環状スクリーン

本プロジェクトは、直径7メートルの円環状のスクリーンに、山口晃の描く山水画が登場する映像インスタレーション。スクリーンに貼られた布をキャンバスに、直接山口が筆で描いていくライブペイントの様子を撮影し、スクリーンの奥からにじみ出る墨や、作家の筆跡が現れては消えていく光景も見ることができる。
また、GAINAXが手がけるモーショングラフィックには、ドン ペリニヨンをイメージした繊細な泡が出現する。コンテンポラリーダンス集団コンドルズの藤田善宏が踊る姿をモーションキャプチャーで取り込み、その動きが泡や桜吹雪となってかき乱されていく。

人間の記憶や気配が交差するこのめくるめく映像世界は、大きな歴史や時間の流れの中で泡のように現れては消えてゆく、ゆるやかな生を体感することができるだろう。

Text: Arina Tsukada

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