中央線沿線でアートプロジェクトを展開するTERATOTERAは、吉祥寺の老舗映画館「バウスシアター」の閉館にともない、アーティスト・淺井裕介の公開ペインティングイベントを開催する。バウスシアターはその30年の歴史を締めくくることになる。
淺井氏は1981年東京都生まれの絵描き。テープ、ペン、土、埃、葉っぱ、道路用白線素材など身の回りの素材を用いて、キャンバスに限らず角砂糖の包み紙や紙ナプキンへのドローイング、泥や白線を使った巨大な壁画や地上絵のシリーズまで、あらゆる場所とともに絵画を制作する作家である。
その淺井氏が、まもなく閉館する老舗映画館にインスピレーションを受けながら、5月9日から9日間、外壁や館内に絵を描き続ける。作品はバウスシアターの閉館日の6月10日まで展示される。
館内への入場は映画を観る人のみだが、館内の作品も6月4日(水)〜6日(金)の11:00〜13:00のみ、無料で公開される。
■開催概要
イベント名称:TERATOTERA 途中下車の旅17@吉祥寺 THE LAST BAUS×TERATOTERA
『世界中の何でもないところに、大事なものは何でもなく隠れている』
制作会期:2014年5月9日(金)〜 5月17日(土)
制作時間:不定。TERATOTERA のツイッターアカウント(@teratotera)にて、淺井氏の制作状況を随時発信
主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、一般社団法人Ongoing
協力:吉祥寺バウスシアター
イベント告知ページ
執筆:岡徳之(Noriyuki Oka Tokyo)