公開日:2014年5月2日

1980年代生まれの新鋭作家が集う「北加賀屋クロッシング」金沢巡回展が開催

【Art Beat News】参加作家は、梅沢和木、百瀬文、川村元紀、高橋大輔など

撮影:rhythmsift(水津拓海)
撮影:rhythmsift(水津拓海)

1980年代以降の生まれの作家10名が参加する企画展「北加賀屋クロッシング 2013 MOBILIS IN MOBILI –交錯する現在-展」の金沢巡回展が、5月2日から25日までの日程で、金沢市問屋町の問屋まちスタジオにて開かれる。参加作家は、梅沢和木、河西遼、川村元紀、高橋大輔、武田雄介、二艘木洋行、百頭たけし、三輪彩子、百瀬文、吉田晋之介。本展は、大阪のコーポ北加賀屋、東京のCASHI及びGallery MoMo Projectsで開催された展示の巡回展だ。

撮影:仲川あい
撮影:仲川あい

実行委員会によれば、タイトルにある「MOBILIS IN MOBILI」とはジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』に登場する言葉で、「動いているものの中の動いているもの」という意味。本展は、「北加賀屋」での展覧会、「東京」在住の作家といったローカリティに還元してしまうことなく、交錯する現在を検証するものだという。

この巡回展では、展覧会を単に「消費」するのではなく、更なる交錯に向けて「浪費」するために実現したものとのこと。大阪・東京展の記録としてカタログも刊行され、全国一部書店、関連画廊及び美術館、インターネットで販売されている。

撮影:rhythmsift(水津拓海)
撮影:rhythmsift(水津拓海)

3日には問屋まちスタジオにてオープニングレセプションが、25日には金沢学生のまち市民交流館にて金沢21世紀美術館の学芸員も招いてのクロージングトークが催される。詳しくは公式ホームページにて。

■概要
会期:2014年5月2日(金)〜5月25日(日) (会期中 金・土・日のみ開廊。月~木は休廊)
時間:金・土・日 10:00~18:00
会場:問屋まちスタジオ
住所:〒920-0061 金沢市問屋町1丁目90

公式ホームページ
MOBILIS IN MOBILI -交錯する現在-

撮影:仲川あい
撮影:仲川あい

執筆:岡徳之(Noriyuki Oka Tokyo)

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