公開日:2015年11月14日

アサヒビールが運営する「アサヒ・アートスクエア」2016年3月末で閉館

【Art Beat News】同社のメセナ活動の発信拠点として26年間運営も老朽化により

アサヒビール株式会社は、同社が事業運営する「アサヒ・アートスクエア」を2016年3月末に閉館すると発表した。

アサヒ・アートスクエア
アサヒ・アートスクエア

「アサヒ・アートスクエア」は、2004年よりアサヒビールのメセナ活動の発信拠点として運営を開始した。2007年以降は、NPO法人アートNPOリンクとパートナーシップを組み、「未来文化の創造」「市民とアートのつなぎ手として」「地域文化への着目、地域への広がり」という3つの事業方針に沿ったプログラムを展開していた。

しかしながら、ホールとして運営するにあたっての施設の老朽化が目立ってきたことから、このたび閉館を迎えた。
アサヒ・アートスクエアの担当者は、来春の閉館に際して、「アサヒ・アートスクエアでは、広く若手アーティストに場を開き、美術、音楽、舞台芸術、映像、各種ワークショップ等、様々な機会を通じて社会の人々にアートに触れる機会を提供してまいりました。これも、皆様のご尽力とご協力とご支援、またご愛顧を賜りましたこと、心より御礼申し上げます」と述べた。

なお、建物自体である「スーパードライホール」は取り壊される予定はない。1階〜3階の飲食店「フラムドール」は、定期的に修繕・補修、厨房などの機械類の入れ替えが行われてきたため、今まで通り運営を続けられるそうだ。

アサヒ・アートスクエア閉館のご連絡

問い合わせ先:アサヒ・アートスクエア 事務局
〒130-0001 東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール4F
TEL:090-9118-5171
10:00−18:00(火曜日定休)

(執筆:赤江龍介 編集協力:岡徳之

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