公開日:2017年3月1日

「日産アートアワード 2017」、横浜トリエンナーレと同時期開催が決定

今年で第3回目となる現代美術のアワード「日産アートアワード 2017」。ファイナリストの作品展を、「ヨコハマトリエンナーレ 2017」と同時期で開催

日産自動車が主催する現代美術のアワード「日産アートアワード 2017」の開催が決定。第3回目となる今回は、ファイナリストの作品展示「日産アートアワード 2017」展を、BankART Studio NYKにて、「ヨコハマトリエンナーレ 2017」と同時期の2017年9月16日(土)~11月5日(日)にかけて開催する。

毛利悠子 (2015 グランプリ受賞者)カムデン・アーツ・センターオープンスタジオ Courtesy of the artist and Camden Arts Centre

現代美術における優れた日本人アーティストの活動支援、文化発展の助力となることを目指し、隔年で開催している「日産アートアワード」。選考は、キュレーターや研究者によってノミネートされたアーティストの中から、森美術館館長・南條史生を委員長とする国際審査委員会によって行われる。

ファイナリストの発表は2017年6月上旬を予定。グランプリは、2017年9月の授賞式において発表される。また今回もファイナリストへの賞金及び制作費支給の他、グランプリ受賞者には海外レジデンスの機会が提供される。

(2015 ファイナリスト) 岩崎貴宏《リフレクション・モデル(羅生門エフェクト)》

2015ファイナリストの岩崎貴宏がヴェネチアビエンナーレの日本館出品作家にも選出されるなど、更なる活躍を見せる過去2回のファイナリストたち。これら過去ファイナリスト作品は、企業コレクションとしてその一部を横浜の日産自動車グローバル本社社屋でも展示している。さらに9月には、YCC ヨコハマ創造都市センター1階ギャラリーにてコレクション作品の展示も行われる予定だ。


(2015 グランプリ受賞者) 毛利悠子《モレモレ:与えられた落水 #1-3》

■「日産アートアワード 2017」概要
「日産アートアワード 2017」展
会期:2017年9月16日(土)~11月5日(日) ※休館日:第2・第4木曜日
会場:BankART Studio NYK 2F(神奈川県横浜市中区海岸通 3-9)
「日産アートアワード」公式ウェブサイト:http://www.nissan-global.com/JP/CITIZENSHIP/NAA/

国際審査委員会
南條史生(森美術館館長)※審査委員長
ジャン・ド・ロワジー(パレ・ド・トーキョー館長)
キム・ソンジョン(アートソンジェセンターディレクター、Samuso ディレクター)
ジェシカ・モーガン(DIA 美術財団館長)
ローレンス・リンダー(カリフォルニア大学バークレー美術館、パシフィック・フィルム・ アーカイブ館長)

候補者推薦委員
橋本梓(国立国際美術館主任研究員)
橋本誠(アートプロデューサー/一般社団法人ノマドプロダクション代表理事)
服部浩之(インディペンデント・キュレーター)
飯田志保子(インディペンデント・キュレーター/東京藝術大学 准教授)
ルーベン・キーハン(クイーンズランド・アートギャラリー|ブリスベン近代美術館アジア現代美術キュレーター)
木村絵理子(横浜美術館主任学芸員)
北出智恵子(金沢 21 世紀美術館キュレーター)
ロジャー・マクドナルド(NPO 法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]副ディレクター)
成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)
高橋瑞木(MILL6 FOUNDATION シニアキュレーター)

Text: Atsumi Iwama

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