アート界はコロナ危機にどう対応しているか(3月23日〜5月19日)

アーティストや関係者はどのように対応しているのか。情報は逐一アップデートしていく。(編集協力:Mei Fujie)

In Art Beat News Spotlight TAB by Art Beat News 2020-03-13

展覧会やアートフェアの中止、延期など、新型コロナウイルスの世界的流行の影響はアート界にも及んでいる。行動制限のあるなか、国内外のアーティストや関係者はどのようなアクションを起こしているのかを記録。情報は順次アップデートしていく。

*このページは3月23日〜5月19日で完結しました。
5月20日以降は「アート界はコロナ危機にどう対応しているか Part2(随時更新)」で更新中

海外の動きはこちらから
国内の動きはこちらから

 

海外の動き(最終更新:5月19日 20:00)

◎NADAがオンラインアートフェア開催
現代アートを扱う様々なプロフェッショナルの組織「NADA(ニュー・アート・ディーラー・アライアンス)」が、新たなオンラインアートフェア「FAIR」を開催する。新型コロナウイルス感染拡大により甚大な経済被害を受けた119のメンバーギャラリーと、その他のギャラリーを合わせ、国内外の約200のギャラリーとアーティスト支援が目的。各売上の50%はギャラリーに還元、20%は参加ギャラリーに分配、20%は参加アーティストに分配、残りの10%はNADAの運営に使用。開催期間は5月20日〜6月21日。
https://newartdealers.viewingrooms.com/

◎ロサンゼルス市がアートフィーを支援金として活用
ロサンゼルス市議会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止や延期された芸術文化関連イベントのアートフィーを支援金として活用することを承認。アートフィーとは評価額50万ドル(約5300万円)以上の民間開発プロジェクトを行う際に市に支払うもの。パンデミックの影響を受けたアーティスト、芸術団体などへの助成金として活用予定。
https://culturela.org/

◎マイアミビーチ市が文化芸術団体のための救済基金設立
フロリダ州マイアミビーチ市は、新型コロナウイルスの影響で甚大な経済的被害を受けた地元の芸術文化団体のため救済基金を設立。年間予算が75万ドル(約8000万円)以下の団体に最大5万ドル(約530万円)、75万ドル以上350万ドル(約3億7500万円)以下の団体には最大7万5千ドル、350万ドル(約3億7500万円)以上の団体には最大10万ドル(約1000万円)を給付予定。マイアミビーチ市長ダン・ゲルバーは「文化施設はマイアミビーチ市を構成する唯一無二の基盤」とコメント。助成金の申請は5月29日まで受け付ける。
http://www.mbartsandculture.org/wp-content/uploads/2020/05/Grant-Guidelines-CAC-Covid-19-Embergency-Relief-Grant-1.pdf

◎アメリカのアート分野の経済被害調査報告
芸術文化分野で有用なデータを提供する組織「SMU DataArts」のディレクターとコンサルティング会社「TRG Arts」のCEOが共同で、アメリカの芸術文化分野のパンデミックによる経済被害を調査し、公開。「In It for the Long Haul」と題されたこのレポートは、主にアメリカの「美術館長組織(Association of Art Museum Directors)」メンバーへアンケートに基づく。調査によると、2020年3月から2021年2月までの間、5万ドル(約530万円)以上の運営予算を持つ約3万5000の団体の経済損失推定額は合計68億ドル(約7300億円)。被害状況とともに、非営利団体などが経済危機を乗り切るための収益重視のプロジェクトの進め方なども具体的に示されている。
https://resnicow.com/client-news/smu-dataarts-and-trg-arts-release-report-critical-strategies-and-structures-cultural

◎トロントでドライブイン展示
昨年、パリのアートセンター「ラトリエ・デ・リュミエール(L’atelier des lumières)」で開催され、200万人以上を動員したクリムトやゴッホらがテーマの没入型展示。これらの展示を仕掛けたチームが、カナダのトロントで新作「Immersive Van Gogh Exhibit」を発表。その先行展示がトロントの新聞印刷工場跡地にて車中から見る「ドライブインスタイル」で行われる。先行展示は6月18日から28日、通常開催は7月1日から。
https://vangoghexhibit.ca/

 
国内の最新情報(5月19日更新)はこちら

 
▼2020年5月19日 更新

◎サンフランシスコの美術館がデジタル強化で雇用維持
アメリカ各地では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で主要美術館のスタッフ解雇が深刻化。その一方、サンフランシスコのアジア美術館はデジタルコンテンツの強化や教育普及で仕事を確保し解雇を回避。オンラインでのアートアクティビティや料理のデモ、博物館の舞台裏を紹介する活動は以前より50%以上増加、Instagramでの活動は3月以降744%も上昇した。教育部門では、アジア太平洋アメリカ遺産月間の6月に向け、5000人の教師に日系アメリカ人アーティストに関するパンフレットの配布などで仕事の数を維持している。
https://hyperallergic.com/563185/asian-art-museum-education-covid-19/

◎中国メディアがレゴアニメーションでアメリカ批判
新型コロナウイルスの発生源をめぐって対立を深める中国とアメリカ。そんな中、中国の国営メディア新華社は2010年に設立された英語版「中国・新華・ニュース・ネットワーク(CNC)」を通じて、レゴを使ったアニメーションを世界に公開。アニメーションではウイルス発生から現在まで中国の度重なる警告を無視したアメリカの感染症対策を皮肉を込めて批判する様子が描かれている。
https://hyperallergic.com/563394/china-lego-animation/

◎ダンサーやパフォーマーがパンデミックを受け文書公開と意見交換
新型コロナウイルス感染拡大を受け、ニューヨーク拠点の振付師エミリー・ジョンソンやヤニラ・カストロはアートワーカーやアーティストとともに「文化資本主義のシステム」に関する意見を交換。内容は『新しい未来をつくる: ダンスとパフォーマンスにおいて活用できる倫理と平等ガイドライン(Creating New Futures: Working Guidelines for Ethics & Equity in Presenting Dance & Performance)』として複数の寄稿文とともにまとめられグーグルドキュメントで公開。アーティスト、公演主催者、非営利団体などが、パンデミックに対処するためのロードマップとしての役割を果たすことを意図している。5月14日にはアブロンズ・アート・センター(Abrons Art Center)と共同で、文書を基にした「リアルトーク」がオンラインサービス「Zoom」上で開催される。
https://ci.ovationtix.com/209/performance/10540880

◎非営利アート団体のパンデミック下の資金集め
ニューヨーク拠点でアートとエイズに関する活動を行う非営利団体「ビジュアル エイズ(Visual AIDS)」は、新型コロナウイルス感染拡大を受け毎年恒例の大規模資金調達イベント「VAVAVOOMアワード」の延期を決定。代わりにキュレーションチーム「デュプレックス(Duplex)」の協力を得て、オンラインプラットフォームを設立。多世代に渡るアーティストの作品やパフォーマンスの鑑賞や、映画監督ジャック・スミスのアーカイブへの無料アクセスが可能。団体の運営費のための寄付のオプションが同時に提供されている。
https://vava.visualaids.org/

◎アメリカ20以上の市長が追加支援の書簡を議会へ提出
新型コロナウイルス感染拡大の影響で経済的危機に直面しているアメリカの文化芸術分野。それを受け、20以上の市長が共同で追加の支援要請の書簡に署名し議会へ提出。5月11日付けの書簡では、全米芸術基金など芸術団体への追加資金提供やアーティストなどの失業保険の期間を延長、非営利団体への幅広い融資を求めている。
https://www.theartnewspaper.com/news/us-politicians-urge-congress-to-provide-additional-support-for-the-arts-and-culture-sector

◎イギリスのギャラリーとオークションハウスが6月1日から再開へ
イギリスでは5月11日にボリス・ジョンソン首相が50ページ以上の経済再開に関する計画書「再構築への計画(Our Plan to Rebuild)」を発表。様々な業種がカテゴリーに分類され、段階的な経済再開が計画されている。第3段階にあたる、美術館を含む文化機関の再開が7月4日からである一方で、政府はギャラリーやオークションハウスを第2段階で再開可能な「エッセンシャルでない小売店(“non-essential retail”)」と認識することに合意。感染率低下の条件の下、早ければ6月1日に再開される。
https://www.theartnewspaper.com/news/uk-galleries-and-auction-houses-can-reopen-from-1-june-government-says

◎国際博物館会議による再開基本方針
新型コロナウイルスパンデミック下で博物館と美術館が再開に向け動き出しているなか、国際博物館会議(ICOM)は36項目の再開基本方針を公開。来館準備、来館者の導線、清掃など項目別に、来館者とスタッフの安全を確保するための詳細な方法が示されている。
https://cimam.org/news-archive/precautions-museums-during-covid-19-pandemic/

◎LAの60以上のギャラリーの共同オンラインプラットフォーム
現代アートギャラリー「ブラム&ポー(Blum & Poe)」や「Gagosian(ガゴシアン)」など60以上のアートギャラリーが共同でオンラインプラットフォーム「ギャラリー・プラットフォーム・LA(GalleryPlatform.LA)」をローンチ。パンデミック下の小規模ギャラリーの資金集めサポートやロサンゼルスのアートコミュニティを強化する目的。国内外のアートファンとの交流を促すためのこのサービスは5月15日からスタートする。
http://galleryplatform.la
https://news.artnet.com/market/gallery-platform-la-launch-1841091

◎ルイ・ヴィトンがロックダウンしたパリの本社をアートで覆う
新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンが続くフランスのパリ。そんな中、ファッションブランドの「ルイ・ヴィトン」は本社をアートで囲うプロジェクトをスタート。グラフィックデザインの分野で活躍してきたアーティストのラッキーレフトハンドによる14枚絵画で建物を覆った。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21885

 
▼2020年5月12日更新

◎ロサンゼルスの美術館がパンデミックをリアルタイムで記録
ロンドン自然史博物館やロンドン美術館などの新型コロナウイルスパンデミック関連資料収集に続き、ロサンゼルスのオートリー・ミュージアム・オブ・ザ・アメリカン・ウエスト(The Autry Museum of the American West)はアーカイブプロジェクト「地域史収集のイニシアチブ: COVID-19下の西部(Collecting Community History Initiative: The West During COVID-19)」を考案。4月27日からアメリカ西部に住む人々に、フェイスマスク、レシピ、自宅の写真、日記の画像などの提供を呼びかけている。
https://theautry.org/research/blog/collecting-community-history-initiative-west-during-covid-19

◎ノマド美術館がアーティスト救済アワードを設立
コロラド州デンバーを拠点とする実験的なノマド美術館のブラック・キューブ(Black Cube)は、新型コロナウイルス感染拡大を受けアーティスト救済のための賞を設立。「インポッシブル・サイト(Impossible Sites)」と題されたこの賞は、月での制作や重力や時間に囚われないような非現実的な作品を募集中。応募締め切りは現地時間6月5日23:59まで。
https://blackcube.art/event/impossible-sites-artist-relief-award?utm_source=hyperallergic

◎イタリアのアートワーカーが制度改革のマニフェスト発表
イタリアのアートワーカーは新型コロナウイルス感染拡大による経済的被害を受けて「アート・ワーカーズ・イタリア(AIW)」を結成。3月下旬からFacebook上で小規模グループとして被害を受けるアートワーカーたちが交わしてきた議論が発展し発足したこの団体は、現代アートへの経済的支援や法的保護の不十分な制度の改革を政府に求めるマニフェストを発表。多くのアートワーカーが正式な契約なしに働き、支援の申請さえも困難となっている構造自体への改革を求めている。
https://artworkersitalia.it/

◎アートメディアが著名人を集めビデオで寄付呼びかけ
アートメディア「アートニュース(ARTnews)」と親会社の「ペンスキー・メディア・コーポレーション(Penske Media Corporation)」は共同で新型コロナウイルス対策最前線の従事者への感謝と救援のためのプロジェクト「ヒーロー万歳(Hail the Heroes)」を立ち上げ。アート界を含む多分野の著名人を集めビデオを作成し資金調達を呼びかけている。集まった資金は、パンデミック下で買い物代行など身近なボランティアの機会を個々人に提供している非営利団体「チーム・ルビコン(Team Rubicon)」へ寄付される。
https://www.artnews.com/art-news/news/hail-the-heroes-penske-media-company-1202686553/

◎フランス全土のミュージアム再開と追加支援策
すでに5月11日からギャラリーや小規模な博物館・美術館が条件付きで再開しているフランスは、6月2日から全国のミュージアム再開を予定。ソーシャル・ディスタンスを保つなど条件付きとなる。またマクロン大統領は追加の支援策として、8月31日までの失業手当ての延長を決定し、30歳未満のアーティストを対象にした支援プログラムの検討も発表。
https://news.artnet.com/art-world/emmanuel-macron-french-art-industry-1855602

◎アジア系アメリカ人に対する偏見についてのトークを開催
ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)、ロサンゼルス拠点の韓国人アーティスト連合「GYOPO」、アジア人やアジア系アメリカ人の偏見をなくすため緊急結成された「StopDiscriminAsian(SDA)」は、共同で「人種差別は公衆衛生上の問題(Racism is a Public Health Issue)」と題したイベントシリーズを立ち上げ。1回目のイベントとして、5月7日にウェブサービス「Zoom」上で「新型コロナウイルスパンデミック中のアジア系アメリカ人に対する偏見への対処(Addressing Prejudices Against Asian Americans During the COVID-19 Pandemic.)」についてのトークを行った。
https://www.lacma.org/event/racism-public-health-issue-addressing-prejudices-against-asian-americans-during-covid-19

◎ニューメキシコ州でデジタルアートフェスティバル開催
非営利団体「クリエイティブ サンタフェ(Creative Santa Fe)」は、5月8日にデジタルアートフェスティバル「バーチャル・レモネード(Virtual LemonAid)」を開催。フェスティバルには、新型コロナウイルス感染拡大で自宅待機を余儀なくされているニューメキシコ州を拠点とする歌手、詩人、俳優、映像作家、ダンサー、その他のパフォーマーが参加。フェスティバルの様子は、ソーシャルメディアのチャンネルと地域の公共テレビでライブストリーミングされる。イベント参加者へ文化支援のための寄付も呼びかけている。
https://virtuallemonaid.com/watch-now/

◎アメリカの小規模非営利団体への緊急支援
ボストンの非営利団体「VIAアート基金」は世界中のアーティスト、キュレーター、スペースと提携し、34万2000ドル(約3600万円)規模の緊急支援金を24の小規模な芸術非営利団体に給付。ニューヨークの現代美術館のスカルプチャー・センターやロサンゼルスのアンダーグラウンド美術館(The Underground Museum)などが対象となっている。
http://viaartfund.org/wp-content/uploads/2020/05/VIA-Art-Fund-Press-Release-Grantee-Relief-Fund_5.4.2020-2.pdf

◎メガギャラリー「ハウザー&ワース」がVR展示
今年オープン予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2021年への延期が決定したスペイン・メノルカ島「国王の島(Isla del Rey)」のアートセンター「ハウザー&ワース・メノルカ(Hauser & Wirth Menorca)」。オープン延期を受け、「ハウザー&ワース」は特設サイトでVR展覧会「Beside Itself」を開催。4月に発表したオンライン展示の収益10%をWHOに寄付することに加え、本展示での収益の一部も寄付に充てられる。
https://www.vip-hauserwirth.com/hauser-wirth-menorca-in-vr/

◎ロンドン美術館が新型コロナウイルスの関連資料の収集開始
新型コロナウイルスの関連資料を収集するロンドンろ史博物館に続き、市立美術館であるロンドン美術館も関連資料収集を開始。ウェブ版「美術手帖」によるとデジタル資料も収集対象で、市民に資料提供を呼びかけている。

◎ダレン・バッダーがオンラインプラットフォームをローンチ
ニューヨーク拠点のアーティストのダレン・バッダーはアーティストやギャラリーが作品を販売できるオンラインプラットフォーム「Inventry(インベントリー)」を立ち上げ。現在は販売手数料として販売ごとに5%の手数料を取り、参加者に収益をもたらし始めれば下げることも検討。売り上げの40%は新型コロナウイルス感染拡大のなか活動する慈善団体などに寄付される。
https://www.theartnewspaper.com/news/bader-inventory

◎バンクシーが医療従事者を称える作品を公開
匿名ストリートアーティストのバンクシーが再びInstragram上でアート作品を公開。「ゲーム・チェンジャー」と題された今回の作品では、少年が天使のような看護師の人形で遊ぶ様子が描かれている。作品は現在イギリスのサウサンプトン総合病院にて額装された状態で展示され、今後はオークション出品を通して収益は国民健康サービスへ寄付される。本作については、医療従事者への賞賛だけではなく皮肉を込めた風刺画との見方もあり、SNSでの議論を呼んだ。

 
▼2020年5月1日 更新

◎アメリカ3州の非給与アートワーカーに緊急支援金
ヘレン・フランケンサーラー財団を含む4つの財団が、新型コロナウイルス感染拡大による経済被害が甚大なニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州のアートワーカーのために一人あたり2000ドル(約21万円)を緊急支援。ニューヨーク芸術財団の運営の下、3州に2年以上在住の、ビジュアルアートに関わるフリーランサーなどを対象に5月5日から募集開始をする。
https://www.nyfa.org/Content/Show/Tri-State-Relief-Fund-to-Support-Non-Salaried-Workers-in-the-Visual-Arts

◎ドイツに続きフランス、イタリア、ベルギーの博物館や美術館が順次再開
新型コロナウイルスの感染拡大のため自粛を余儀なくされていたドイツの博物館や美術館が段階的に再開。それに続きフランスでも5月11日からギャラリーや小規模な博物館・美術館が条件付きで再開予定。ロックダウンが続くイタリアでも5月18日から博物館や美術館が再開。入場券のオンライン購入、展示室内でのソーシャル・ディスタンス確保など、イタリアの文化財・文化活動・観光省のガイドラインに従ったうえでとなる。ベルギーでも同様に、ガイドラインに従うことが条件で5月18日から開館予定。
https://www.theartnewspaper.com/news/galleries-and-small-museums-to-re-open-in-france

◎サザビーズがギャラリーのためのオンラインプラットフォームをオープン
世界最古のオークション会社「サザビーズ(Sotheby’s)」はギャラリーの作品販売のためのオンラインプラットフォームを設立。15万円までの作品はサザビーズのサイトから直接購入が可能で、それ以上の価格になると問合せが必要となる。ギャラリーは出店費用不要で、作品販売時に一律の手数料が引き落とされる仕組み。
https://www.sothebys.com/gallerynetwork?locale=en

◎アメリカ議会が中小企業や非営利団体への支援プログラムを更新
アメリカは新型コロナウイルスの感染拡大による経済被害を受けた中小企業や非営利団体へ3490億ドル(約37兆円)規模の給与保護ローンを提供。今回さらに3200億ドル(約32兆円)規模の追加ローンも議会で承認された。貸し付けから8週間以内に給与や福利厚生、家賃、住宅ローンの金利や光熱費に資金が使用される場合は、ローン免除となる。

◎イギリスでアーティスト支援のための賞が続々と設立
ロンドン芸術大学とアーツカウンシル・イングランドが運営するアーティストのための情報サイト「アートクエスト(Artquest)」、アーティスト主導のプロジェクトスペース「ArcadeCampfa」など様々な団体が新型コロナウイルス感染拡大による経済被害を受けるアーティスト支援のための賞を設立。賞金がアーティストの経済支援となることが目的。
https://www.artquest.org.uk/project/wfh-residency/
https://arcade-campfa.org/
https://www.theartnewspaper.com/news/awards-and-grants-uk-based-artists-covid-19-pandemic

◎ポンピドゥー・センターが初のビデオゲームをリリース
ロックダウンが続くパリのポンピドゥー・センターが初のビデオゲーム「Prisme7」を発表。デジタルエージェンシー「ブライト(Bright)」と「ゲーム・イン・ソサエティ(Game in Society)」と共同製作したこのゲームは仮想空間を探索しポンピドゥー・センターの作品を発見するというもの。プレイ中に作品と関連するポッドキャストなどへもアクセスできる。
https://store.steampowered.com/app/1282500/Prisme_7/?l=japanese

◎イギリス科学博物館グループがパンデミック関連のコレクションを収集
イギリス科学博物館グループは、新型コロナウイルスによるパンデミックに関連するコレクションの収集をスタート。イギリスの全世帯に届けられたボリス・ジョンソン首相の手紙や、手指消毒装置や社会的距離を保つことを示すポスターに加え、デジタルコンテンツもコレクションとして検討中。同グループは厳格な倫理的ガイドラインの範囲内での収集を強調している

◎Adobeのパンデミック下のアートプロジェクト
コンピュータ・ソフトウェア会社「アドビシステムズ」は#HonorHeroesと題し、新型コロナウイルス感染拡大の中、医療、物流、販売などに従事するエッセンシャル・ワーカーへの謝意と敬意を示すプロジェクトをスタート。世界中のアーティストと共同するこの企画では、エッセンシャル・ワーカーを題材とした作品が順次発表されている。第一弾はアメリカのストリートアーティストのシェパード・フェアリーによる作品。
https://www.adobe.com/heroes.html

◎国際美術館会議が開館ガイドラインを公開
世界85ヶ国の近現代美術館に関わる専門家560名以上で構成される団体「国際美術館会議(CIMAM)」が、新型コロナウイルスパンデミック下で美術館が開館する際に注意すべき20の項目を公開。来館者やスタッフの安全確保や施設管理の方法などが示されている。
https://cimam.org/news-archive/precautions-museums-during-covid-19-pandemic/

◎デトロイトのギャラリーが街中でバーチャル展示
ロックダウンが続くデトロイトのギャラリー「ライブラリー・ストリート・コレクティブ」は市内の歴史的建造物を用いたバーチャル展示を企画。5月1日からダニエル・アーシャムなどの作品を、廃墟となった州立貯蓄銀行にデジタル・レンダリングで展示する。
http://www.lscgallery.com/

 
▼2020年4月27日 更新

◎フランスやアメリカでオンラインコンテンツ開発のための支援金
フランスとアメリカの美術館などで構成されるフランス・アメリカ博物館交流会(FRAME)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたアメリカ、カナダ、フランスにある32の美術館を支援する緊急基金を設立。最大1万ドル(約110万円)の給付金はパンデミック下でのオンラインコンテンツ開発のために使用されることが目的。
https://framemuseums.org/emergency-grants-initiative-keep-in-touch-no-hands-4/

◎カリブ開発銀行によるイベントキャンセル支援
カリブ開発銀行(CDB)は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた組織を援助するため10万ドル(約1100万円)規模の緊急支援金を用意。音楽、フェスティバル、カーニバルなどのイベントキャンセルによって損失を受けたことを証明できる組織が対象。5月20日まで応募を受け付けている。
https://pressroom.oecs.org/cdb-allocates-us100000-for-covid-19-emergency-relief-grants-for-cultural-creative-industries

◎もっとも不気味な美術館コレクションをSNSでシェア
イギリスのヨークシャー美術館は#CreepiestObject(もっとも不気味なもの)と題したチャレンジをTwitterでスタート。4月17日の初投稿では、同館コレクションの中から3〜4世紀頃のローマ女性のヘアピン付き髪の毛の画像をシェア。これに対抗しスコットランド国立博物館を含む複数の博物館も画像を投稿。世界中の博物館や美術館に不気味な所蔵物のシェアを呼びかけている。

◎映画の未来について語るライブストリーミングイベント
ニューヨークのミュージアム・オブ・ザ・ムービング・イメージズは新型コロナウイルス感染拡大を受け、ライブストリーミングイベント「Room H.264」を開催中。スカイプを介して映画の未来について語る様子をライブストリーミングで配信。録画した動画は現在も視聴可能。
http://www.movingimage.us/programs/2020/04/19/detail/room-h-264-quarantine-april-2020/

◎アメリカ政府組織が雇用維持のための最大約3200万円の支援
アメリカの芸術や人文科学研究を支援する独立連邦組織の全米人文科学基金(NEH)は緊急助成金を設立。スタッフの雇用維持を主たる目的とし、アメリカの人文系団体に最大30万ドル(約3200万円)を給付予定。

◎MoMAが希少本販売で展覧会資金に
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が稀少価値のあるアート本約100冊をオンラインストア「MoMA Design Store」で販売。価格帯は25ドル(約2700円)から250ドル(約2万7000円)。収益は今後の展覧会開催のための資金となる。
https://store.moma.org/books/rare-books

▼2020年4月22日 更新

◎ユネスコが文化のためのグローバルムーブメントを開始
教育・科学・文化を振興する国連機関のユネスコは、新型コロナウイルス感染拡大を受けグローバルムーブメント「ResiliArt」をスタート。ディスカッション、対話、情報共有を通した文化保護を目的とし、多様なアーティストたちとバーチャル討論を継続して開催。討論が国連の政策決定の参考となることも考慮に入れている。
https://en.unesco.org/news/unesco-resiliart-debate-artists-and-creativity-beyond-crisis

◎カナダ国立美術館が賞金を候補者に分配
ソーベイ・アート財団とカナダ国立美術館は新型コロナウイルス感染拡大によって影響を受けたアーティストを支援するため、今年のソーベイ・アート賞の賞金を25人の候補者に分配することを決定。本来は1人の受賞者に授与されるはずの10万ドル(約1100万円)が25人の候補者に2万5000ドル(約270万円)ずつ分配される。

◎オークランドの美術館が業務分担で解雇回避
新型コロナウイルス感染拡大に伴う長期休館により、ホイットニー美術館やロサンゼルス現代美術館など各美術館で解雇が相次いでいる。そんななか、カリフォルニア・オークランド博物館(OMCA) はフルタイムスタッフの勤務時間を調節することで、パートタイムスタッフへ仕事を分担し解雇を避けている

◎人権保護活動組織によるファンドレイジング
アート界における人権保護活動を行う組織「Artists at Risk」が緊急募金を開始。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、国を出られず生活の自由を奪われたアーティストの支援を目的としている。生活費や安全な場所へ移動するための費用を援助。
https://www.gofundme.com/f/artistsatrisk

◎フィリップスによる寄付のためのオークション
老舗オークション会社のフィリップスはニューヨーク市の貧困層の支援組織「ロビン・フッド」への寄付を目的にオンラインセール「NYCのためのオークション(Auction4NYC)」を主催。アルベルト・オールン、ミミ・ローターなどの作品を含むオークションは5月1日にスタートする。
https://www.phillips.com/article/56806988/robin-hood-auction4nyc-charity-auction-contemporary-art

◎ダミアン・ハーストが医療従事者への敬意を示す新作を公開
新型コロナウイルス感染拡大に立ち向かう医療従事者への敬意を示すため、ダミアン・ハーストが新作《バタフライ・レインボー(Butterfly Rainbow)》を公開。ハーストは虹を希望の印とし、人々が自宅で各々のオリジナルバージョンをつくり家に飾ることを呼びかけている。作品画像はハーストのウェブサイトから無料でダウンロード可能。同シリーズとして制作されたハート型の作品は、プリント作品として販売し収益を寄付する予定。

◎美術館の元スタッフが組合を構成し署名活動
ディア美術財団、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ニュー・ミュージアム、スミソニアン美術館、ハーレム・スタジオ美術館の元スタッフで構成されるグループ「NYCアートワーカーズ」は、美術館の上層部と一般スタッフの収入格差を批判。先週には、パンデミック下ですべてのスタッフの雇用を維持するため全力を尽くすことを美術館に求め署名活動を行った。4月20日時点で1600人以上の署名が集まっている。

◎マンハッタンの電子広告で励ましのメッセージ
非営利団体「タイムズ・スクエア・アート(Times Square Arts)」、プラットフォーム「フォー・フリーダムズ(For Freedoms)」、ウェブサイト「Print magazine」などが共同で、ニューヨーク市に約1800店あるキオスクやタイムズスクエアの電光掲示板、リンカーントンネルなどにデジタル画像を掲載。シェパード・フェアリーやマイラ・カルマンを主とするグラフィックデザイナーやイラストレーターによる、人々の安全と感謝の気持ちを伝えるビジュアルメッセージが映し出されている。タイムズスクエアの複数の電子広告版は支援目的のため、広告料を取っていない。

◎「セリーヌ」ディレクターが選んだ映画10本を無料公開
ファッションブランド「セリーヌ」のディレクターのエディ・スリマンが映画をオンラインストリーミングするサービス「ムビ(MUBI)」とコラボレーションし、映画を無料公開。『シャレード』『地獄の黙示録』『わたしはロランス』など、スリマンがキュレーションした10本をMUBI上で鑑賞できる。
https://mubi.com/hedislimane

◎ポスターデザインをファンドレイジングの謝礼に
新型コロナウイルス感染拡大を受け、ヴォルフガング・ティルマンスの呼びかけで40人以上の国際的なアーティストが、キャンペーン「2020Solidarity」に参加。アーティストは各自1枚ずつポスターをデザイン。ポスターは販売されるためではなく、慈善団体などが募金を行う際、寄付者への謝礼として渡すことを目的としている。2017年に設立されたアートやLGBTへの理解を促進する財団「Between Bridges」を通してポスターの購入が可能。
http://www.betweenbridges.net/index.php

▼2020年4月17日 更新

◎絵本作家のための最大26万円の支援プログラム
ニューヨーク芸術財団は モーリス・センダック財団と共同で絵本作家のための緊急補助金プログラムを設立。最大2500ドル(約26万円)まで無制限で支援予定。現地時間の4月23日13時から募集を開始し、応募者数が600人になり次第終了する。

◎フライ美術館のスタッフが抗議活動
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、シアトルのフライ美術館はスタッフの3分の1を解雇。それを受け4月10日、同美術館周辺でフェイスカバーと手袋を着用したうえでソーシャルディスタンスを保ちながら抗議活動が行われた。抗議参加者は復職と美術館再オープンまでのパンデミックペイ、健康保険の提供を訴えた。

◎アメリカ、文化関連の被害想定額は45億ドル(約4900億円)と発表
非営利団体「アメリカンズ・フォー・ジ・アーツ(Americans for the Arts)」は新型コロナウイルス感染拡大による文化関係の経済被害額を断続的に調査し公表中。間接的な影響も含め被害推定額は45億ドル(約4900億円)と発表。この数字は2週間前に議会で可決された法案の中で、芸術基金や施設などに割り当てられた2億ドル(約215億円)の約22.5倍に相当する。調査はアート関係者による報告も受付中で、期間は無期限。
https://www.surveygizmo.com/s3/5532991/6539d78e3593

◎遠隔ロボットを使ったギャラリーツアー
イギリスのヘイスティングス現代美術館(Hastings Contemporary)は遠隔操作可能な移動式ロボット「テレプレゼンス」を使ったギャラリーツアーを計画中。このツアーでは、自宅待機する鑑賞者へ向けてロボットが館内を歩き回るビデオストリームを配信する。ロボットが様々な役割担うバーチャルオープニングも5月初旬に開催予定。

◎メトロポリタン美術館がリヒター回顧展をオンライン公開
ニューヨークのメトロポリタン美術館は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止となったゲルハルト・リヒターの回顧展「Gerhard Richter:Painting After All」をオンラインで公開。長編ドキュメンタリーは7月上旬まで無料視聴可能となっている。
https://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2020/gerhard-richter-painting-after-all

◎バンクシーが自宅待機中の作品を投稿
様々なアーティストが自宅待機を余儀なくされている中、匿名ストリートアーティストのバンクシーがアート作品を公開。Instagramの公式アカウントで「妻は僕が家で仕事をするのを嫌がる(My wife hates it when I work from home.)」というコメントとともにトイレ(バンクシー曰く「自宅のトイレ」)で暴れるネズミの絵を投稿した。

◎アーティストがDV被害者のために寄付
スコットランドのアーティストのケイティ・パターソンが、自宅待機に伴い増加するDV被害者を支援。自身の著書『月明かりの中だけに存在する場所(A Place that Exists Only in Moonlight)』のデジタルコピーを1000部販売し、5000ポンド(約67万円)以上をDV被害者をサポートする慈善団体へ寄付した。すべてのコピーにサインとエディションが記されている。
https://www.justgiving.com/fundraising/katie-patersonIDEAS

◎フランスのアートセンターが新プロジェクトを公募
フランス南西部ボルドーにあるアートセンター「The Frac Nouvelle-Aquitaine MÉCA」は、パンデミック下で新プロジェクトを行うアーティストを4月19日まで募集。ボルドーに何かしらの形で関わりのあるアーティストが対象となる。4月下旬に決定する受賞者は全20名で、それぞれに2000ユーロ(約23万円)の助成金が支給される。

◎ロンドンのギャラリーが約1億4000万円の寄付を目指しグッズ販売
ロンドンの現代アートギャラリー「ホワイト・キューブ(White Cube)」がハーランド・ミラーのダストジャケットシリーズを模したプリント『Who Cares Wins(2020)』を1枚5000ポンド(約67万円)で250枚販売。収益はすべて新型コロナウイルスの最前線で働く人々、特に低賃金で感染リスクの高い介護従事者のために寄付予定。目標額は125万ユーロ(約1億4000万円)。

◎Artsyが作品販売の収益10%をWHOへ寄付
アート販売のオンラインプラットフォーム「Artsy」が#ArtKeepsGoingと題した支援キャンペーンを開始。新シリーズ「ギブ・バック(the Give Back)」では新型コロナウイルス感染拡大により展示がキャンセルされた有名アーティストから若手までの作品を販売する。収益の10%はWHOへ寄付される。寄付金は全額「Artsy」が補助するため、アーティストの負担はゼロ。
https://www.artsy.net/campaign/art-keeps-going

◎イタリア文化のための経済的支援を政府に求める署名活動
イタリアの文化擁護団体「Federculture」は「文化のための国家基金」の設立を政府に求め署名活動を実施。イタリア国立21世紀美術館の館長をはじめとする2260人以上の署名とともに3月31日、請願書がイタリアの文化遺産大臣に提出された。

▼2020年4月16日 更新

◎アメリカを拠点とする南アジア出身アーティストを支援
アメリカを拠点にインドの文化振興を行う非営利団体「インド・センター基金(the India Center Foundation)」が新型コロナウイルス感染拡大を受けて救済基金を設立。この「サウス・アジアン・アート・レジリエンシー基金(South Asian Arts Resiliency Fund)」は経済的損失を受けたアメリカで活動する南アジア出身のアーティストやアート関係者への援助が目的。パンデミック下で新プロジェクトを始めるアーティストには最低1000ドル(約10万円)を支援する。
http://theindiacenter.us/artsfund/

◎アーティストのためのファイナンスワークショップを「Zoom」上で開催
アート業界でのキャリアや財務など実用的な情報を提供する組織「アート・ワールド・カンファレンス」がウェブサービス「Zoom」上でワークショップを開催。新型コロナウイルス感染拡大によって不安定な経済状況が続くアーティストが対象。第1回は4月14日に財務エデュケーターによる「アーティストとフリーランサーのための財務戦略」を開催。第2回は4月21日にアーティストの税務サポートを行う組織「サンライト・タックス(Sunlight Tax)」の創設者ハンナ・コールが、アーティスト、フリーランサー、クリエイティブビジネスに関連する税務について解説。質疑応答も可能なインタラクティブなこのワークショップは録画後、無料で公開予定。
https://www.artworldconference.com/events

◎子どものためのアートスクールが英語とスペイン語で開講
カリフォルニアの非営利団体「18番街アートセンター(the 18th Street Arts Center)」が幼児から10代までのためのオンラインアートスクールを開講。第1回は4月15日に「Zoom」で開始され、6月の学年末まで継続予定。毎週水曜日と金曜日の11時から、異なるアーティストが2つのクラスを担当。ライブ通訳も参加し、すべてのクラスが英語とスペイン語で開講される。
https://18thstreet.org

◎アンディ・ウォーホル財団が約1億7000万円を寄付
アンディ・ウォーホル財団は、新型コロナウイルス感染拡大で経済的影響を受けたアーティストに160万ドル(約1億7000万円)の緊急助成金を提供。10万ドル(約1000万円)の助成金がアメリカのボルティモア、シカゴ、デンバー、ヒューストンなどを含む各16都市のアーティストに割り当てられ、食費、家賃、医療費、保育料などの費用となる。

◎ニューヨーク市観光局がオンラインで楽しめる観光施設検索サイトを公開
ニューヨーク市観光局はオンラインコンテンツを提供する美術館、ギャラリー、コメディクラブ、シアターなどの観光施設をまとめ検索できるウェブサイトを公開。施設は今後も随時追加されていく。
https://www.nycgo.com/virtual-nyc/

◎ファン・ゴッホ美術館が塗り絵を公開
ミュシャ財団やニューヨーク近代美術館が塗り絵を公開するなか、新たにファン・ゴッホ美術館も塗り絵を提供。全13種類が公開中。
https://vangoghmuseum.nl/en/whats-on/children-and-families/van-gogh-colouring-pages

◎免疫学者アンソニー・ファウチをアート作品に
アメリカ国立アレルギー・感染症研究所所長でありホワイトハウスのコロナウイルス対策本部メンバーの免疫学者アンソニー・ファウチをアート作品にする動きが活発化。警告メッセージを強く発信し続けるファウチへの謝意と賞賛を示すべく、SNS上で彼を主題とするアート作品が多く投稿されている。作品は肖像画や漫画、タトゥー、靴下人形など多岐にわたる。

◎KAWSが慈善団体を支援するための限定版プリントをリリース
アーティストのカウズ(KAWS)が限定版プリントのシリーズをリリース。全30枚のうち5枚はアーティストプルーフのエディションとなっている。価格は送料込みで1200ドル(約13万円)。全ての売り上げが非営利団体 「フリーアーツ NYC(Free Arts NYC)」へ寄付され、青少年のためのバーチャル・メンタリングなどの資金となる。

この投稿をInstagramで見る

@kawsがシェアした投稿

◎「マグナム・フォト」が収益の50%を「国境なき医師団」へ寄付
国際的な写真家のグループ「マグナム・フォト(Magnum Photos)」と写真の非営利団体「エブリディ・プロジェクト(the Everyday Projects)」によって2020年4月に開催され、100点以上の作品を販売したプロジェクト「ターニング・ポイント(Turning Point)」。「マグナム・フォト」のフォトグラファーは、このセールの収益の50%を「国境なき医師団」の新型コロナウイルスに従事する活動へ最大で50万ドル(約5000万円)まで寄付を予定。
https://www.magnumphotos.com/shop/

▼2020年4月10日 更新

◎シカゴ美術館がオンラインプラットフォームをローンチ
シカゴ現代美術館はオンラインプラットフォーム「コモンズ・オンライン(Commons Online)」をローンチ。バーチャルトーク、ワークショップ、ディスカッション、普段見られないアーカイブなどを公開中。現代アートを学ぶための資料やカリキュラムも用意されている。
https://mcachicago.org/The-Commons-Online

◎フィリップスがオンラインオークションを開催
老舗オークション会社のフィリップス(Phillips)が4月と5月にオンラインオークションを開催。第1回は4月8日から1週間行われ、1970年から2016年に制作された紙を媒体とする作品を扱う。第2回は4月15日から開始予定。
https://www.phillips.com/auctions/auction/NY030320

◎IGTVで女性インディペンデント・キュレーターらを紹介
女性が経営するニューヨークのギャラリー「アセンブリー・ルーム」がパンデミック下で女性キュレーター支援企画をスタート。「COVID19におけるキュレーション(“Curating in the time of COVID19”)」と題されたこのプロジェクトでは女性のインディペンデント・キュレーターを招待。普段の仕事や現在盛り上がりを見せているオンライン展示についての意見などを約5分の映像にまとめインスタグラムのIGTVで紹介する。
https://www.instagram.com/p/B-e2n6pl6lH/

◎ヨーロッパ博物館組織ネットワークが各国の博物館の経済被害を報告
ヨーロッパ博物館組織ネットワーク(NEMO)がEU加盟国、アメリカ、イランなどを含む世界41ヵ国、650の博物館の新型コロナウイルス感染拡大による経済被害を調査し公表。調査によると観光地の博物館は収益が75%〜80%減少。アムステルダム国立美術館、アムステルダム市立美術館、ウィーンの美術史美術館などは週に10万〜60万ユーロ(約1000万円〜7000万円)損失している。調査は4月17日まで継続予定。
https://www.ne-mo.org/news/article/nemo/nemo-publishes-results-of-survey-on-the-impact-of-the-corona-crisis-on-museums-in-europe.html

◎ニューヨークの集中治療室でゲリラギャラリー
ニューヨーク在住アーティストのエリザベス・イェガーと看護師のケイディ・チャップリンは、医療従事者への応援運動としてイラスト、絵画、デジタル作品を募集。マンハッタンのレノックス・ヒル病院の集中治療室(ICU)の壁に作品を飾り、ゲリラギャラリーを開催している。イェガーは自宅待機中の「無力感」との戦いとしてこのプロジェクトを継続中。

◎40歳以上の女性のアーティストへ緊急支援
1996年から40歳以上の女性のアーティストに対し賞金を授与してきた「アノニマス・ワズ・ア・ウーマン(Anonymous Was a Woman)」。新型コロナウイルスの感染拡大による美術館やギャラリーの休館を受け、年間助成金に25万ドル(約2700万円)追加。1件につき2500ドル(約27万円)まで支援する。経済的影響を受けた40歳以上の女性のアーティストが対象。
https://www.anonymouswasawoman.org/

◎ドキュメンタリー界で支援の輪広がる
新型コロナウイルス感染拡大による世界中の映画館の休館を受け、短編ノンフィクション映画制作会社「フィールド・オブ・ヴィジョン(Field of Vision)」と「トピック(Topic)」が、ドキュメンタリー業界のフリーランスを対象に25万ドル(約2700万円)規模の基金を共同設立。さらに非営利団体「アメリカン・ドキュメンタリー」は新しい救済基金を設立。1人あたり最大500ドル(約5万4000円)の助成金を提供する。申請は現在も受付中。またドキュメンタリーに特化したストリーミングプラットフォーム「ダフィルムス(DAFilms)」は、「イタリアのためのフィルム(”Films for Italy”)」と題したプロジェクトを開始。特別セレクション19作品のうち、いずれかの作品を有料で鑑賞すると収益の40%がイタリアのロンバルディア地方の病院に寄付される

◎アメリカの屋外アート会場がオンラインプロジェクトを開始
アメリカのモンタナ州の屋外彫刻などの展示会場ティペット・ライズ・アートセンター(Tippet Rise Art Center)は4月10日から音楽、映像、写真などをオンラインで公開。彫刻家マーク・ディ・スヴェロがインスピレーションを受けた詩を朗読するビデオシリーズなども含まれる。その他、コンサート映像、作品、ポッドキャストも公開中

◎アメリカの7つのアート支援団体が受給者数無制限の助成金
アメリカ詩人協会(the Academy of American Poets)、アータディア(Artadia)、クリエイティブ・キャピタル、現代アート財団(Foundation for Contemporary Arts)、MAPファンド、国立ヤングアーツ財団(National YoungArts Fundation)、ユナイテッド・ステイツ・アーティスト(United States Artists)の7つのアート支援団体は共同で緊急援助基金を設立。4月9日から6ヶ月間、受給者数無制限で5000ドル(約50万円)の助成金を分配する。すでに1000万ドル(約10億円)の用意がある。

▼2020年4月9日 更新

◎ゲティ財団が約10億8000万円の基金を創設
アメリカのゲティ財団は1000万ドル(約10億8000万円)をロサンゼルスの中小アート機関に支援。2万5000ドル(約270万円)から20万ドル(約2000万円)単位の助成金はカリフォルニア・コミュニティ財団によって管理される。ゲティ代表のジェームス・キュノは「私たちだけが単独で行うような活動にはしたくない」と、支援活動の輪を広げるよう他機関へ呼びかけている。

◎クロノス・アート・ギャラリーがオンライン展示を開始
上海のクロノス・アート・ギャラリーは3月30日からオンライン展「We = Link:Ten Easy Pieces」をスタート。ソウルのArt Center Nabi、ニューヨークのe-flux、New Museumのほか、12の機関の協力により実現した本展には、エバン・ロス、JODI、ラファエル・バスティード、aaajiaoなど世界各地のアーティストが参加中。キュレーターはZhang Ga。
http://we-link.chronusartcenter.org/

◎サンタフェ市提携財団が資金を救済金として寄付
ニューメキシコ州サンタフェ市アート・文化部門と提携するラナン財団は、財団の資金と助成金2万5000ドル(約270万円)を市の救済基金へ寄付。救済基金の受給者はサンタフェ市在住で新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けたアーティストが対象。4月上旬に募集し、4月末に給付予定。

◎トーマス・キンケードの未発表作品販売でアーティスト支援
現代アートの活動をサポートする非営利組織「ニュー・アート・ディーラー・アライアンス(NADA)」はトーマス・キンケードの未発表作品をプリントし、販売。収益はギャラリーやアーティストのために当団体が設立した基金へ充てる。NADAはこれまでに、ニューヨーク市にギャラリー支援を要請する署名賃料支払い停止を求める署名などを行なってきた。

◎博物館協会が感染拡大を記録する際のガイドラインを発表
世界各地の美術館・博物館で、新型コロナウイルスの感染拡大の様子を記録する動きが加速している。そんななか、ロンドン拠点の博物館協会(Museum Association)は博物館がデジタルアイテムなどの資料を収集する際のガイドラインを発表。SNS上の投稿などを含む資料解釈の注意点や、「尊重(respectful)・慎重(sensitive)・倫理(ethical)」の重要性を示している。
https://www.museumsassociation.org/ethics/03042020-code-of-ethics-covid-19-contemporary-collecting-statement

◎スーパーヒーローのイラストでコミック専門店を支援
漫画出版社のマーベル・コミックを経て、同社と並ぶ二大アメコミ出版社のDCコミックス役員を務めるジム・リーと、コミックアーティストのロブ・ライフェルドがコミック専門店を支援する活動をスタート。「ナイトウィング」や「スーパーマン」などスーパーヒーローのイラストを競売にかけ、すべての収益をコミック専門店に寄付。オークションはeBay上で開催中。

◎ヘレン・フランケンサーラー財団が約5億5000万円の長期的支援
アメリカのヘレン・フランケンサーラー財団は、アート界への長期的サポートの必要性を示し、今後3年間で500万ドル(約5億5000万円)を援助すると発表。臨時支援金として、125万ドル(約1億4000万円)をイギリスなどの救済基金とニューヨークを拠点とする15の非営利アート組織へ寄付。残りの資金は、必要に応じてアート界の長期的回復のために充てる予定。

◎国際写真センターがパンデミック関連の写真をアーカイブ化
ニューヨークにある写真専門の総合施設「国際写真センター(ICP)」はInstagram上で新型コロナウイルスのパンデミックに関連する写真や映像、オーディオを募集。#ICPConcernedのハッシュタグで共有された3000以上の記録はICPのキュレーターによって審査後、公式アカウントで1日3〜6個投稿されている。メールでの応募も受付中。

◎ミュシャ財団が塗り絵を無料公開
ミュシャ財団は「Colour your own Mucha(自分なりのミュシャを塗ろう)」と題し、ダウンロード可能な塗り絵全6作品を無料公開。完成した塗り絵は、オンライン写真共有サービス「フリッカー(flickr)」の財団公式アカウントでシェアすることも呼び掛けている。
http://www.muchafoundation.org/gallery/colour-your-own-mucha

▼2020年4月3日 更新

◎メトロポリタン美術館は5月2日まで給与支払い
新型コロナウイルスの影響で数百万人が職を失ったアメリカ。ニューヨークのメトロポリタン美術館は、当初、4月4日までを予定していた2200人の従業員への給与支払いを5月2日まで継続することを発表。フリーランスへの支払いは未定。館長で最高経営責任者のダニエル・ワイスは「私たちが最優先することは、すべての人の安全を確保すること。そして経済的な安定を維持するため、スタッフをできる限りサポートすることです」とコメントし、永続的ではないが、現時点で取りうる最善の方法との意向を示している。

◎フリーズ・ニューヨークがブース料返金とバーチャル・ルーム設立
5月8日よりニューヨークで開催予定だったアートフェア「フリーズ・ニューヨーク」は、ギャラリーに対して支払い済みブースコストを100%返金することに同意。作品はバーチャル・ルームにて販売予定。
https://frieze.com/fairs/frieze-new-york

◎ハウザー&ワースがWHOへ寄付
ニューヨークのメガギャラリー、ハウザー&ワースはオンラインセールの売り上げのうち10%をWHOのコロナ救援金へ寄付することを発表。4月3日スタートの第1回では、ジョージ・コンドの作品を販売する。なお、「アート界がいまできること」を呼びかけるべくハウザー&ワースがイニシアチブをとるこの活動は、#artforbetterのハッシュタグで今後数ヶ月継続予定。

◎「アメリカズ・ソサエティ」がラテンアメリカ文化を発信
アメリカ大陸の教育・対話・討論の重要性を呼びかけためにロックフェラーによって設立された非営利団体「アメリカズ・ソサエティ」がラテンアメリカ文化を発信。パンデミックが加速する中でも、ラテンアメリカの現代アートや音楽に対する人々の関心を高めるためにオンラインシリーズを配信中

◎「ロエベ」がInstagramでイベント配信
ファッションブランド「ロエベ」がInstagramのアカウントでメタルワークや家具づくり、テキスタイルづくりなどを紹介するオンラインイベントを配信中。4月2日に行われた第1回では「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019」のファイナリストの井尾鉱一が登壇し、4月4日、4月5日にも配信予定。
https://www.instagram.com/loewe/

◎ビクトリア国立美術館がKAWSらのバーチャルツアー配信
オーストラリアのビクトリア国立美術館は所蔵コレクション、バーチャルツアー、書籍、子供向けプログラムなどを公開中。会期途中で中止された展覧会「KAWS:Companionship in the Age of Loneliness」もオンライン上で現在鑑賞が可能。
https://www.ngv.vic.gov.au/virtual-tours/

◎名画を自宅で再現
自宅で名画を再現し、その写真をInstagram上でシェアする運動が盛り上がりを見せている。オランダのアムステルダム国立美術はアカウント「Tussen Kunst & Quarantaine」で世界中の投稿をアーカイブし、日々更新中。ロサンゼルスのゲティ美術館もTwitter、Facebook、Instagramなどでの参加を呼びかけている。発端は4人のアート好きルームメイトによるアカウント@covidclassics

▼2020年4月1日 更新

◎アメリカの芸術基金が非営利芸術団体へ約80億円の支援を決定
全米最大の芸術支援組織「the National Endowment for the Arts (NEA、全米芸術基金)」が、非営利芸術団体に対して7500万ドル(約80億)の支援を決定。「アメリカは経済、コミュニティ、生活の一部として芸術を必要としており、NEAはその役割を果たすことを約束します」とコメントしている。

◎ドイツがアーティスト、フリーランサーらに約590億円の支援
3月11日、「文化は、良い時にのみ与えられる贅沢ではありません」との声明を発表したドイツの文化相、モニカ・グリュッタース。そんなドイツで、政府が打ち出した総額7500億ユーロうち、最大500億ユーロ(約590億円)がアーティストやフリーランサー、個人業者に充てられることが決定した。3か月間のあいだ、最大9000ユーロ(約106万円)を助成金やローンなどのかたちで一括で受け取ることができる。

◎アメリカの各美術館が備品を病院へ寄付
ニューヨーク近代美術館(MoMA)はゴム手袋やN95マスクを複数の病院に寄付。別館のMoMA PS1も、手袋を市内の病院へ寄付。ARTnewsによると、芸術大学のクーパー・ユニオンも研究のためのマスク、手袋、ゴーグルなどを病院へ寄付したほか、J・ポール・ゲティ美術館、サンフランシスコ近代美術館、サンフランシスコ・アジアン美術館も同様に、マスクどの備品を病院や市に寄付した。

◎オブリストが大規模支援プロジェクトの必要性をイギリス政府へ提言
ロンドンにあるサーペンタイン・ギャラリーのディレクター、ハンス・ウルリッヒ・オブリストが、アートのための数百万ポンド規模のプロジェクトの必要性を主張。1930年代の世界恐慌中、アメリカ大統領ルーズベルトが行った政策「Works of Art Project(PWAP)」 や「Works Progress Administration(WPA)」を例に出し、イギリス政府へ野心的なパブリックプロジェクトの主導を訴えた。「この危機的な時期に、美術館が壁を越えて誰にでも手が届くようにする方法を考えることが重要です」とコメント

◎フリーランス技術者のためのオークション
作品梱包や開梱、作品インストールなどを行い、アート界の屋台骨でもあるフリーランス技術者の収入減を受け、緊急支援プロジェクトが誕生。アーティストによって寄付された作品をオークションにかけ、収益を技術者に寄付する目的。募金も受け付けている。発起人はイギリスを拠点とする技術者であるサラ・ティザリッジ、マルティナ・シュミュッカー、タズ・ラブジョイ、カトリンハヌシュ、エオイン・ドネリーの5名。
https://www.jumblebee.co.uk/arttechnicianemergencyfund

◎ニューヨークの非営利団体が展覧会延期・中止に際したガイドラインを発表
ニューヨークを拠点とするアーティストのための非営利団体「Working Artists and the Greater Economy(W.A.G.E)」は、新型コロナウイルスの影響で展覧会が延期、中止となった際の支払いのためのガイドラインを作成。延期や中止に加え、契約未完了の仕事に関しても指針を掲載し、「機関(美術館、ギャラリーなど)は、口頭または書面のいずれかで契約を結んだ作品に対して支払いを行う必要がある」などの旨が記載されている。
https://wageforwork.com/home/news#top

◎アーティストが支援金を得るための法的アドバイスセミナー
アーティスト、税務専門家のハンナ・コールは、アメリカ政府の約2兆ドル(約220兆円)の対策金投入の決定を受け、フリーランスやアーティストのためのオンラインセミナーを配信中。法的保護や有給休暇の拡大や財務省から支援金を得るための方法などを伝える。なお、新型コロナウイルス関連のセミナーの登録料は自分が払いたい分だけを払う「PWYW(Pay What You Want)」制、収益の50%はノースカロライナ州の学校財団「Asheville City Schools Foundation」の緊急助成金の一部になる。
https://www.sunlighttax.com/covid-help-webinars

◎美術館ガイドアプリが2020年公開予定の全音声ガイドを無料で公開
美術館の音声ガイドなどを提供するアプリ「Smartify」が2020年に配信予定の全音声ガイドを無料で公開することを決定。美術館アプリとしてはもっともダウンロードされている「Smartify」。120会場以上、200万点以上の作品を紹介する音声ガイドツアーを提供している。
https://smartify.org/

◎カナダの芸術評議会が約64億円をアート界に補助
カナダ政府の芸術評議会「Canada Council for the Arts」がアート界への緊急補助金の給付を宣言。年間助成金のうち35%に相当する6000万ドル(約64億円)を1100の組織に前払いで助成し、組織に関係するアーティストや従業員への未払い金を保証する考え。 2020年の5月4日までに前払いを行う予定。
https://canadacouncil.ca/press/2020/03/advance-funding

◎MoMAが塗り絵を公開
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が、自宅でクリエイティブに過ごすための12種類の塗り絵を公開。アーティストのルイーズ・ローラーとコラボレーションしたこの塗り絵は、誰でもダウンロード可能。完成した塗り絵は、ハッシュタグ#DrawingwithMoMAとともにSNSで投稿することを呼びかけている。
https://www.moma.org/magazine/articles/257

◎デイヴィッド・ツヴィルナーがオンラインプラットフォームを設立
ニューヨーク、ロンドンなどに拠点をもつメガギャラリー「デイヴィッド・ツヴィルナー」がオンラインプラットフォーム「Platform: New York」を設立。ニューヨークの12のギャラリーも、このプラットフォームを間借りするかたちで使用する。
https://www.davidzwirner.com/viewing-room

◎BLUM&POEがオンラインスペース「Broadcasts」をスタート
ロサンゼルス、ニューヨーク、東京に拠点をもつギャラリー「BLUM&POE」が、展示風景とともに所属作家たちの作品を紹介するオンラインスペース「Broadcasts」をスタート。現在、ニューヨークのミミ・ローター展ならびに東京でのパロマ・ボスケ展での展示作品を見ることができるほか、制作の裏側を紹介していく映像シリーズ、アーティストが自宅で過ごすくつろぎの時間にぴったりのプレイリスト、論考やテキストを無料公開中。
https://www.blumandpoe.com/broadcasts/categories/current

▼2020年3月27日 更新

◎グッチが2つのクラウドファンディングに200万ユーロを寄付
グッチは、新型コロナウィルスのパンデミックに立ち向かうため、2つのクラウドファンディングを通じて200万ユーロ(約2億4000万円)寄付を行うことを発表し、寄付用のサイトも設立。グッチのクリエイティブ・ディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレと社長兼CEOのマルコ・ビッザーリは次のようなステートメントを発表している。「今私たちは、COVID-19 パンデミックという思いもよらなかった危機に直面しています。私たちはこの脅威に立ち向かうべく、パンデミックにより影響を受けている人々、特に母国であるイタリアで、また世界中で人々を救うために最前線で献身的な仕事をしている医療専門家、医師、看護師の方々を支援します。彼らの惜しみない行動と勇気は、この困難な日々の中で私たちの進むべき道を照らしてくれます。お互いに支え合い、最も弱い立場にある人々を助けることで、私たちはこの危機を乗り越え、これまで以上に団結することができるでしょう」。

◎ワシントンDCが2500万ドルの支援
ワシントンDCの市長は2500万ドル(約27億円)を市内の中小企業、非営利団体、フリーランスに支援することを決定。新型コロナウイルスの感染拡大による影響で収入の25%の損失があることが条件。支援金は従業員の賃金、施設費、家賃などに当てることを目的とする。

◎定額制サービスでアーティスト支援
ニューヨーク在住のアーティストたちがビデオプラットフォーム「The Trickle Up」を設立。これは月10ドルの定額制ビデオプラットフォームで、劇作家、コレオグラファー、歌手などによるオリジナル作品にアクセスすることができる。収益はすべて新型コロナウイルスによる影響を受けたアーティストへ寄付される。「10000人の登録者がいれば、毎月10000ドル(約110万円)を10人のアーティストへ寄付することが可能だ」と登録を呼びかけている。
https://trickleup.uscreen.io/

◎ホイットニー美術館がマスクと手袋を寄付
3月21日、ニューヨーク市のホイットニー美術館は展示作業や作品を扱うために使用するマスク、手袋を集めコロンビア医療センターに寄付した。

▼2020年3月25日 更新

◎ニューヨークで孤立する子どもたちがつながるバーチャール・スペース
地域コミュニティと教育のため、タイムズスクエア、病院など、ニューヨーク市内の様々な場所でアートを提供してきた非営利団体「No Longer Empty」が、休校に伴い家で孤立する子どもたちのためのバーチャル・スペース「NLE NYCapsule」をスタート。毎週金曜日の16時から18時まで、無償のウェブサービス「Zoom」を用いて様々なプログラムを行う。ニューヨーク市に住む14歳から19歳までが対象。
https://www.nolongerempty.org/in-response/nles-youth-led-response-covid-19/

◎フリーランスのための逸失利益計上シート
インディペンデント・クリエイティブ・プロデューサーのローラ・スウィーニーが、アート関連のフリーランスの逸失利益をまとめるためのテンプレートを作成。新型コロナウイルスの影響で仕事をキャンセルされた人々が、援助申請のために政府や財団に提出するフォームとして活用可能。
http://www.laurasweeney.co.uk/recently/covid-19-lost-earnings-log

◎シドニー・ビエンナーレがオンライン上で企画を継続
3月24日から展示を無期限中止中の第22回シドニー・ビエンナーレが、オンラインのGoogle Arts & Culture platform上に場所を移し、展示続行の考え。主催者はプレスリリース内で「バーチャル・ビエンナーレは、ライブコンテンツ、バーチャル鑑賞、ポッドキャスト、インタラクティブなQ&A、ツアーなどを通して展示やプログラムをより活気づけること」「私たちがいままで以上に重要視しているのは、展示の核となるテーマである、お互いにつながり、助け合い、耳を傾け、協力し、癒す方法を見つけることです」と述べている。

◎J・ポール・ゲティ美術館がオンラインで展示、アート・ブック、ポッドキャスト、映像を公開
3月19日、アメリカで初めて州全体に外出禁止令が出されたカリフォルニア州。そんななか、ロサンゼルスのゲティ美術館は、オンライン展示に加え、所蔵するアート・ブックや映像、ポッドキャストを同館のブログで公開。中世からルネサンス初期の彩飾写本の制作方法、タペストリーの編み方、ビジュアル・ポエムのつくり方などは、YouTube上で講義形式で公開している。
http://blogs.getty.edu/iris/explore-getty-art-resources-closed-coronavirus/

▼2020年3月19日 更新

◎アート・バーゼルがウェブ上のバーチャル・ギャラリーを公開
「アート・バーゼル香港2020」の中止を受け、アート・バーゼルがウェブ上のバーチャル・ギャラリーを公開。50周年記念として当初より準備していたこのサイトでは、世界の約230軒のギャラリーの作品をオンラインで鑑賞することが可能。各ギャラリーはバーチャル展示向けに独自のコンセプトを掲げ、ホワイトキューブの空間にとらわれない自由な展示を行なっている。3月20日から25日までの期間限定公開。
https://www.artbasel.com/

◎シアトル市長が110万ドル(約1億2000万円)でアーティスト支援
シアトルの市長、ジェニー・ダーカンは政府の支援金として、経済的に悪影響を受けたクリエイティブ職の人々や文化組織を支援すると発表。100万ドルはアートや文化組織への投資のための基金の創設のために使用され、残りの10万ドルが緊急救済金としてアーティストらに振り分けられる。

◎オペラやコンサートを無料配信
メトロポリタン歌劇場ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は3月31日までの期間限定で、オペラや音楽コンサートの無料デジタル配信をスタート。

◎アメリカ博物館協会(AAM)が救済基金のための署名活動をスタート
1906年の設立以来、博物館の基準やベストプラクティスの策定を支援、知識の収集と共有を行なってきた非営利団体「アメリカ博物館協会(AAM)」がアメリカ議会に向け、博物館や非営利団体への救済基金を要請する署名活動をスタート。署名はオンラインで可能

◎ユダヤ教徒のための非営利団体「92nd Street Y」がライブストリーム配信
1800年代後半、ユダヤ教徒のための市民活動を促進するために設立された非営利団体「92nd Street Y」。コンサート、講義、陶芸やドローイングを含む数百ものアートの授業をライブストリーム配信する。

◎LA アート・ブック・フェアの参加者支援
4月3日より開催予定だったLA アート・ブック・フェア。開催中止に伴い、展示を予定していた人々のサポートを目的に、販売元のURL、リーディングリスト、音楽リストなどを公式サイトで随時アップデート。プログラムのライブ・ストリーミングも行う予定だという。

◎アメリカ最初の地方墓地、グリーン・ウッド墓地は閉鎖せず
1838年、ブルックリンに完成したグリーン・ウッド墓地は歴史的文化的価値が高く、その景観の美しさからアメリカ有数の観光地として知られる。様々な美術館やギャラリーが休館される中、Twitterでは「平穏と癒しを求めるすべての人をこの歴史的地に迎える」と表明し、墓地を開放し、無料のウォーキングツアーを継続して行っている。

▼2020年3月17日 更新

◎「ルイ・ヴィトン」のLVMHが除菌ジェルを生産、無料配布へ
アート・コレクターとしても知られるベルナール・アルノーが会長を務めるモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)が、自社の香水工場で除菌ジェルを生産することを決定。医療機関などに無料で配るとThe Cutは伝えている。

◎ボストンで美術救済基金が設立
ボストン市長芸術文化事務所(Mayor’s Office of Arts & Culture Boston)は、アーティスト救済基金を設立。新型コロナウイルスの影響で収入減となった地元のアーティストを支援することを発表。個人の寄付も受け付けている。

◎展示機会を奪われた作品を称えるサイト「The Social Distancing Festival」が誕生
トロントの劇作家が「リビングからでも芸術的なコミュニティを感じ続けることができる」ためのサイトを設立し、新型コロナウイルスの影響で未発表となった作品を募集中。説明には次のようなことが書かれている。「これまでの応募作品には、リハーサル映像、ウェブカメラで撮影したキャストとのシーン、過去のワークショップの録音、デザインプラン、ウェブカメラに向かって興奮した様子で歌っている映像などがあります。フォーマルでも洗練されていなくてもOK!」
https://www.socialdistancingfestival.com/

◎アーツ・カウンシル・イングランドがアーティストやフリーランサーを支援する計画を発表
アーツ・カウンシル・イングランドは、今後3ヶ月間の最優先事項として、美術館、博物館、図書館で働く人々を支援すること、そしてアーティストやフリーランサーが失った収入を保障する補助金プログラムの計画を発表。また、すでに支援中の組織については助成金の支払いを前倒しも可能としている。「これは始まりにすぎません。私たちは現状把握のために部門全体から情報を収集しています。また、短期的および長期的な財務上の影響について、デジタル、文化、メディアおよびスポーツ省の同僚と定期的に話し合いを行っています」としている。

◎アーティストや関係者のための資金リスト
3月13日、ニューヨーク市に拠点を置く非営利団体「Creativa Capital」はコロナ騒動を受け、あらゆる分野で活躍するアーティストと関係者のための基金、助成金などの資金リストを公開。随時情報はアップデートされる。

▼2020年3月13日 更新

◎ドイツの文化大臣がアーティスト支援の声明を発表。
「文化は、良い時にのみ与えられる贅沢ではありません」

ドイツの文化大臣、モニカ・グラッターズが3月11日に声明を発表。この状況が文化、クリエイティブ産業に大きな負担をかけ、とくに小さな文化機関やアーティストが大きな苦痛にさらされる可能性を示唆。人の集まるイベントのキャンセルはやむを得ないとしながらも、「文化は、良い時にのみ与えられる贅沢ではありません」「私たちはアーティストたちを失望させません」として、政府の次期援助対策協議でアーティスト支援を議題に上げることを提案した。

◎ART Power HKが発足
3月4日、新型コロナウイルスの影響と政治危機を受け、香港のアートコミュニティがオンラインプラットフォーム「ART Power HK」を設立。香港の美術館やギャラリー、オークション・ハウスやメディアなど68の機関が参加するこのプラットフォームでは、オンラインでの作品鑑賞、スタジオ・ビジット、インタビュー、トークなどを発信する予定だという。現在、ドネーションを受付中。

◎イランで国際マンガコンテストを開催
感染拡大が深刻化しているイランでは、「We Defeat Coronavirus(打倒・新型コロナウイルス)」をモットーに、イランの芸術局と厚生省が協働してマンガコンテストを開催中。主催者は「イランの人々は、イランだけが影響を受けた国ではないということを知るべきだ。人々に希望を与え、恐怖を取り除くというテーマは、このウイルスとの戦いにおいて重要な役割を果たすだろう」とコメント。応募締め切りは3月30日。

◎カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館のバーチャル・ツアー
中国に次ぐ感染者数(3月12日時点)が発表されているイタリア。リヴォリ城に併設された「カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館」では、オンライン上の会場「Digital Cosmos」でバーチャルツアーを配信し、コンテンツの充実を図っている。館長のキャロリン・クリストフ・バカルギエフはこの動きを「美術館の公務」だと語る

◎ウフィツィ美術館がソーシャルメディアキャンペーンを開始
フィレンツェのウフィツィ美術館は休館を受け、「#UffiziDecameron」と題したソーシャルメディアキャンペーンを開始。人々がアートにつねに触れられることを目的に、美術館の公式InstagramTwitterでは毎日作品を紹介。3月10日にはFacebookページを開設し、学芸員のお気に入り作品の紹介ビデオなどを公開している。

◎シアトル在住のアーティストへの救済基金
シアトル在住のアーティスト、イジョマ・オルオ(Ijeoma Oluo)は3月10日、イベントや展覧会の延期・中止に伴い打撃を受けたアーティストを支援するための救済基金「Seattle Artists Relief」を設立。目標額は10万ドル(約1000万円)で、シアトルが拠点のアフリカン・アメリカン、ネイティヴ・アメリカン、ハンディキャップを持つ作家などを優先しながらも、なるべく多くの作家を支援する意向。なお、3月13日時点で6万ドル以上が集まり、すでに分配もスタートしている。

◎アーティストとコレオグラファーのための緊急医療補助金
ニューヨーク芸術財団とロバート・ラウシェンバーグ財団が提携し、アメリカ在住アーティストとコレオグラファーに向けの緊急医療補助プログラム「Rauschenberg Emergency Grants」を設立。5000ドルを上限に、保険料、処方箋料、一部の歯科治療なども含めた医療費の補助を行う。

◎孤独感緩和のためのフリーコールアプリ
アーティストのマックス・ホーキンス、ダニエル・バスキンは自宅待機や隔離を余儀なくされる人々のための孤独感緩和アプリ「Quarantinechat(隔離チャット)」をローンチ。登録、サービスを開始すると、世界中の誰かとランダムにつながり通話ができる。開発は新型コロナウイルス騒動以前に行われていたが、今回の騒動を機に「Quarantinechat」と命名され、人気を博している。

 

日本国内の動き(最終更新:5月19日 20:00)

◎東京都が「文化芸術活動の幅広い支援の拡充」に28億円を計上
東京都は5月19日、第2回定例会補正予算(案)を発表。その中で、「文化芸術活動の幅広い支援の拡充」として28億円を計上することを明らかにした。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/05/19/15.html

◎『美術手帖』2019年分バックナンバーを期間限定無料公開
新型コロナウイルス感染拡大の影響でアートへのアクセスが制限される状況を受け、雑誌『美術手帖』は2019年分バックナンバーの全ページをオンラインで無料公開中。塩田千春特集などを含む6冊が対象で、5月15日から6月14日の1ヶ月間の限定公開。
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/21931

◎松戸市のアーティスト・イン・レジデンスがパンデミック下のプログラム開始
緊急事態宣言を受け、千葉県松戸市のアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」は4月8日以降アーティストの受け入れを一時停止中。そんななか、活動再開へ向け松戸駅から60分圏内に住むアーティストを対象にプログラム「MATSUDO “QOL” AWARD」を立ち上げた。制作や発表に制限があるなかでの最大限のアーティスト支援を予定。公募期間は5月18日から7月26日、第1回の滞在は6月16日より。
http://paradiseair.info/

▼2020年5月14日 更新

◎医療支援のためのアートチャリティ企画がスタート
国立国際医療研究センターへの寄付金を集めるためのアートチャリティ企画「Art Can Save Us」がアーティスト平子雄一とアートコレクター宮津大輔の企画サポートによりスタート。賛同アーティストが提供する作品を25枚限定でプリント、サインを書き入れた上で1万5000円で販売する。5月16日から31日までの期間限定。参加作家は淺井裕介、大坂秩加 、小田駿一、工藤麻紀子、熊野海、小林エリカ、坂本和也、高岡周策、中園孔二、長井朋子、HAL KUZUYA、平子雄一、花井祐介、M!DOR!、モート・シナベル・アオキ、森洋史、LY
https://artcansaveus.stores.jp/

◎「美術手帖」が全国の博物館と美術館に再開に関するアンケート実施
5月4日、政府が言及した博物館や美術館の再開可能性を受け、アートメディア「美術手帖」は5月7日から14日の期間で全国122施設へアンケートを実施し結果を公開。調査結果では全体の6割が再開が未定であると回答。再開の不安点として「来館者の安全性」と「スタッフの安全性」が多くあげられた。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21897

◎仙台市が独自の文化支援事業発表
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、仙台市は独自の文化支援事業「多様なメディアを活用した文化芸術創造支援事業」を発表。助成対象は文化芸術活動継続のため多様なメディアを用い創造と発信を行う事業、そしてそのための基盤づくり事業の2種類。前者の事業では個人が最大30万円、団体と施設は最大50万円、後者の事業では最大100万円を給付予定。仙台市内を拠点にするなど一定条件を満たした個人、団体や施設から50〜70件の採用を予定。5月29日まで応募可能。
https://ssbj.jp/support/media_grant/

◎李禹煥がメッセージ公開
アーティストの李禹煥(リ・ウーファン)が現代美術ギャラリー「SCAI THE BATHHOUSE」の公式ウェブサイトを通じてパンデミック下でのメッセージを公開。ウイルスから派生し現代の自然と人間の関係性などに言及している。
https://www.scaithebathhouse.com/ja/news/2020/05/message_from_lee_ufan/

◎大岩オスカールがパンデミックを受けて作品公開
ニューヨークを拠点とする画家の大岩オスカールが新型コロナウイルスのパンデミックを受けて作品を制作し発表。ニューヨークや大阪などの自宅待機が続く都市がモノクロで描かれ、日英のキャプション付きで公開している。

http://www.oscaroiwastudio.com/oscar_website/pages.html/quarantine.html

▼2020年5月12日 更新

◎公益財団法人稲盛財団が文化芸術支援プログラムを発表
公益財団法人稲盛財団は新型コロナウイルス感染拡大によりキャンセルを余儀なくされた文化芸術団体に対し総額3億円規模の支援を決定。公益社団法人日本芸能実演家団体協議会の協力のもと、活動の継続と次なる創作をサポートすることが目的。5月17日まで一定の条件を満たす団体を募集し、6月上旬の給付を目指す。
https://www.inamori-f.or.jp/2020/04/28_forarts

◎小劇場支援のための基金設立
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、経営困難の小劇場を支援する「小劇場エイド基金」スタート。演劇を動画配信する「ステージチャンネル」の仲瑞枝が発起人となり、クラウドファンディング・プラットフォーム「MOTION GALLERY」にて500円からのファンドレイジングを行っている。
https://motion-gallery.net/projects/shogekijo-aid

◎オンライン企画「一枚の絵の力」展が寄付活動
東日本大震災を契機にはじまった「一枚の絵の力」展が、新型コロナウイルス感染拡大を受け、アートECサイト「OIL by 美術手帖」上で5月31日まで開催。売上の一部は東方文化支援財団を通じ新型コロナウイルス感染拡大によって不自由を感じている人へ寄付。また5月20日〜31日には、東京・原宿のPROJECT501で予約制によって作品が展示される。
https://oil.bijutsutecho.com/special/77

◎京都市が芸術分野の支援ニーズをはかる調査実施
京都市は芸術分野での支援の必要性をより明確化するための実態調査をウェブ上で開始。「京都の芸術家等の活動状況に関するアンケート」では京都市で活動するアーティスト、プロデューサー、キュレーター、テクニカル、劇場、ライブハウス、福祉・教育関連等の施設で働く人々が調査対象。収入損失や生活の困難度などを含むアンケートの期日は5月17日。
https://www.knt-ks.co.jp/ec/2020/kyoto_bunka/form.html

▼2020年5月1日 更新

◎アーティスト、フリーランサーのための助成「アーツ・ユナイテッド・ファンド」
5月1日、フリーランスの芸術文化関係者を対象とする助成「アーツ・ユナイテッド・ファンド(AUF)」が設立。1人20万円の助成を実施するこの基金は、2015年より芸術文化活動の支援・調査を行ってきたケイスリー株式会社が主体となり、クラウドファンディング運営パートナーには「GoodMorning」が参画。公募の期間は5月25日〜6月7日。6月中旬を目処に最大100名への助成を決定(第1期)し、基金への寄付金や応募数に応じて第2期以降も助成の実施を想定している。
https://camp-fire.jp/projects/view/271390

◎横浜市、約3億円を⽂化芸術に携わる団体・事業者に対する⽀援へ
横浜市は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、5743億円規模の補正予算による「くらし・経済対策」を発表。医療体制の強化策、中小企業向けの融資メニューなどと並び、文化芸術関係者が行う事業・活動に対する助成も含まれている。内訳は、現在の情勢において実施できる⽂化芸術活動を募集、助成する「市内のアーティスト等の⽂化芸術活動緊急⽀援事業」(2億1500万円)、最新技術を活⽤した動画コンテンツを制作・配信する「バーチャル版芸術フェスティバル事業」(9000万円)、そしてアーティストらの相談対応のために1000万円を充てる。
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/seisaku/2020/0428kurashikeizai.files/0001_20200428.pdf

◎愛知県がアーティストを独自支援へ
愛知県は、新型コロナウイルスの感染拡大で活動の場が減ったアーティストに対して、法人で20万円、個人事業者に10万円を支給する方針を固めた。
https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/020501001.html

◎金沢市が「金沢市芸術文化振興緊急奨励金」を設立
金沢市は、同市の芸術文化団体および実演家が実施する芸術文化事業をサポートするための奨励金交付を決定。甲府金額は、団体が50万円以内(1回限り)、グループが10万円以内(1回限り)。申込受付期間は5月11日~7月31日。
https://www4.city.kanazawa.lg.jp/11020/bunkakinkyusyoureikin.html

◎長野県がアーティスト支援のための補正予算を計上
長野県が令和2年度4月の補正予算として新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けるアーティスト支援のため1230万円を計上。「頑張るアーティスト応援事業」と題されたこのプログラムでは、長野県にゆかりのあるアーティストがウェブ上で公開できる作品の制作費を支援。採択件数は30件程度、1件あたり最大50万円を給付予定。5月上旬から中旬にかけて募集する。
https://www.pref.nagano.lg.jp/zaisei/documents/0204-point.pdf

◎「ミニシアター・エイド基金」が募金額2億円達成
4月28日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で営業自粛する全国のミニシアター支援のため設立された「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」の募金額が2億円を達成。現在もストレッチゴールが継続されている。3億円が集まれば1参加団体につき約320万円が給付される。
https://motion-gallery.net/projects/minitheateraid

◎「ブリティッシュ・カウンシル」によるパンデミック下の文化発信
イギリスの文化芸術機関「ブリティッシュ・カウンシル」では、TwitterやFacebookのアート情報を発信する日本公式アカウントで、イギリスで行われているオンライン上の作品公開や配信などの様々な取り組みを随時紹介中。

▼2020年4月27日 更新

◎京都市が文化芸術活動緊急奨励金を創設
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け発表、制作等の機会を失った文化芸術関係者の活動支援のため、京都市が文化芸術活動緊急奨励金を設立。対象はアーティストからキュレーター、制作スタッフまで幅広く、件数は150件~200件程度、申請1件につき定額30万円(上限)と定める。応募期間は5月7日〜17日。
https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000268998.html

◎ゲーム会社が京都市に3000万円寄付
人気シミュレーションゲーム「信長の野望」「三國志」シリーズなどを制作するコーエーテクモゲームスが京都市に3000万円寄付の意向を示す。新型コロナウイルスの感染拡大を受け京都市が新設した、文化芸術活動緊急奨励金の財源への援助が目的。同社はこれについて「エンターテインメントに関わる会社として、事業の趣旨に賛同した。少しでも芸術家などの下支えができれば」と説明している

◎東京都のアーティスト支援、詳細を発表
東京都が4月15日に発表したアーティスト支援の詳細が続報で明らかに。「アートにエールを!東京プロジェクト」と題したこの芸術文化活動支援事業では、アーティストから「自由な発想を基にした動画作品」を募集し、専用サイトで配信。動画作品を制作したアーティストやスタッフ等に対し、出演料相当として一人当たり10万円(一作品上限100万円)が支払われる。対象作品は5~10分程度を目安とする動画作品で、未発表の新作であることなどの条件が設定されている。募集人数は4000人程度。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/04/24/12.html

◎札幌がアーティスト支援に3000万円を計上
新型コロナウイルスの緊急対策第2弾となる補正予算案を2000億円余りとする方針を固めた札幌市。この中で、新型コロナウイルスにより活動の場が失われたアーティストや劇団を支援するため、3000万円を計上する。条件は、音楽や演劇といった活動内容をネット上に無料で公開すること。活動費用として最大200万円を支援するという。

◎CADANによるオンラインビューイング企画
新型コロナウイルス感染拡大の影響でギャラリーの休廊が相次ぐことを受け、日本現代美術商協会(CADAN)は特設ウェブサイト上でオンライン企画「CADAN : Online Support」を開始。34のギャラリーが参加、各ギャラリーが選ぶ3点の作品を解説とともにオンラインビューイングで楽しむことが可能。期間は4月24日から5月22日。
https://cam.muuseo.com/login

◎福岡アジア美術館の連載企画スタート
福岡アジア美術館は公式ブログ内で「#おうちであじび おうちで何してる?(アジアのアーティスト編)」の連載を開始。アーティストレジデンスや展覧会などで同館に関わりのあるアジア圏に住むアーティストが、パンデミック下での各地の社会状況や自身の活動について報告する。
http://faamajibi.blogspot.com/2020/04/blog-post_18.html

◎村上隆が「Supreme」と支援企画でコラボ
村上隆と、ニューヨークのファッションブランド「Supreme」が共同で支援プロジェクトを立ち上げ。「Supreme」のボックスロゴTシャツに村上のモチーフ「お花」をデザインし、アメリカとカナダのみで販売。4月24日から1枚60ドルで発売中。収益金は全て、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける若者やホームレスを支援する慈善団体「HELP USA」に寄付される。

▼2020年4月17日更新

◎草間彌生がパンデミック下の世界へ向けたメッセージ発表
ギャラリー「オオタファインアーツ」のウェブサイトを通し、草間彌生が新型コロナウイルス感染拡大を受けた全世界へのメッセージを発表。
http://www.otafinearts.com/news/2020/post_168/

◎東京都がアーティスト支援策を発表
東京都がアーティストのための支援策を検討。アーティストがインターネット配信用の動画を制作、それに対価を支払う方針とし、詳細は今後明らかになる。

▼2020年4月16日更新

◎「新型コロナウイルス感染症拡⼤による影響」記者会見を実施
コンサルティングファームのケイスリー株式会社が、日本国内の芸術⽂化関係者に対して、新型コロナウイルス感染症拡⼤による影響についてのアンケートを実施。3357件の回答結果を受けて、記者会見を実施した。落合千華、藤井慎太郎、梅澤高明、Naz Chris、市原佐都子、小川希、遠藤麻衣、梅田宏明、安田登、遠藤豊。なおアンケートでは8割以上の回答者が「収⼊低下、活動再開に不安」と回答。
https://www.k-three.org/blog/press-conference

◎THE CLUBが救済基金を設立
ギャラリーのTHE CLUBが救済基金「COVID 19 Relief Fund」を設立。4月13日〜19日まで、猪瀬直哉、コア・ポア、ジャッキー・サコッチオ、ニコラス・ハットフル、クラウディア・ペニャ・サリナス、デタニコ ・レイン、山下紘加の作品をInstagramの公式アカウントで1作品ずつ公開し販売。各作品の価格は10万円(税別)で、収益のすべてを寄付する。販売は21日10時より開始。

◎スタジオジブリが無料で壁紙を公開
新型コロナウイルス感染拡大の影響でリモートワークや在宅勤務が進むなか、スタジオジブリが8作品の壁紙を公式サイトにアップ。『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』などの壁紙が現在公開中で、今後も追加予定。
http://www.ghibli.jp/info/013251/

◎ミニシアターの支援基金設立
新型コロナウイルス感染拡大の影響で営業自粛する全国のミニシアター支援のため、映画監督の深田晃司と濱口竜介を中心に「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」が設立された。クラウドファンディングで資金を募り、開始3日目の4月15日時点で目標額の1億円を達成。1運営団体あたり平均150万円の分配を目指している。
https://motion-gallery.net/projects/minitheateraid

▼2020年4月10日更新

◎「荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所」がニューズレターをスタート
荒川修作とマドリン・ギンズが2002年に設立し、現在は荒川作品のアーカイブ事業、作品管理などを行う「荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所」がニューズレター「Distraction Series」を開始。4月6日より隔週で配信されるこのニューズレターでは、ふたりが創造した様々な哲学やプロジェクトを共有していくという。第1回では、山岡信貴監督による2010年制作のドキュメンタリー映画『死なない子供、荒川修作』を無料配信。
http://www.architectural-body.com/

◎想田和弘監督の新作をデジタル配信。「映画がコロナ禍を生き延びるために」
5月2日より劇場公開予定であった想田和弘監督の最新作『精神 0』がデジタル配信される。ウェブサイトで映画館を選択し、そのままオンラインで鑑賞。支払った料金は、選択した映画館にも分配される仕組みになっている。想田は「映画がコロナ禍を生き延びるために。『精神 0』を“仮設の映画館”で公開します。座して死を待つよりは」とのメッセージを寄せている。
http://www.temporary-cinema.jp/

◎文化庁に緊急提言を提出
日本文化政策学会と文化経済学会<日本>の会員有志による「文化領域における新型コロナウイルス感染拡大対応提言 WG(ワーキング・グループ)」は、文化庁に対して「文化領域における新型コロナウイルス感染症拡大に対する政策メニュー(緊急提言)」を提出した

▼2020年4月9日更新

◎#SaveTheCinema「ミニシアターを救え!」署名プロジェクト
政府の要請を受け、上映自粛が広がる映画館。そのなかでも特に存続の危機を迎えている小規模映画館(ミニシアター)に対する政府の緊急支援を求めるため、署名活動がスタート。呼びかけ人は荒井晴彦、安藤サクラ、井浦新ら。4月13日からはクラウドファンディングもスタートする。

◎新国立劇場が無料で公演記録映像を配信
新国立劇場が、過去の公演記録映像を無料ストリーミング配信するサービス「おうちでまったり!『巣ごもりシアター』」を4月10日からスタート。オペラ公演から、大野和士オペラ芸術監督の第1シーズンより「魔笛」「トゥーランドット」、今シーズンの開幕公演「エウゲニ・オネーギン」の3作品を、1週間ごとに配信する。追加配信についても計画中。
https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_017336.html

◎歌舞伎座と国立劇場、中止の歌舞伎公演を無料公開 
東京・歌舞伎座は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止した「三月大歌舞伎」の昼の部、夜の部の全演目を公式YouTubeチャンネルで公開する。期間は4月17日〜26日。なお、東京・国立劇場は、3月に無観客で行なった歌舞伎公演「義経千本桜」の収録映像を公式Youtubeチャンネルで無料公開中。期間は4月6日〜30日。

▼2020年4月1日更新

◎文化のための助成金を国に求める署名活動「#SaveOurSpace」
3月27日、新型コロナウイルスの影響でイベントの中止などを余儀なくされた劇場やライブハウスなどのための助成金を求める署名活動「#SaveOurSpace」がスタート。坂本龍一ら多くの著名人も署名を多く呼びかけ、3月31日時点で30万筆の署名が集まった。発起人はDJ、コンポーザーのMars89、yahyelの篠田ミル、「LIVE HAUS」店長のスガナミユウら。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdoS3wgiYphbbmU-c-qnf65nj4oHhknV6LVY3BPpVYoMa6-XA/viewform

◎宝塚市がローカルアートを紹介
宝塚市文化財団は、昨年開催された「第8回宝塚現代美術展てん・てん2019」出品作品のデジタル目録を公開。宝塚市の街かどで鑑賞可能なアートも紹介。
https://takarazuka-c.jp/topics/entry-786.html

◎「アートフェア東京2020」オンライン販売開始
開催中止となった「アートフェア東京2020」はオンライン空間「Art Scenes」にて参加予定だったアーティストの作品を公開、販売を開始。
https://hunting.artfairtokyo.com

▼2020年3月27日 更新

◎3日間限定のオンライン上映会「RAM PRACTICE 2020 – Online Screening」
東京藝術大学大学院映像研究科が主催する「RAM Association(メディアプロジェクトを構想する映像ドキュメンタリスト育成事業)」が、3日間限定のオンライン上映会「RAM PRACTICE 2020 – Online Screening」を開催。日程は2020年3⽉27日9:00〜29日26:00。 フォームより申込み後、配信URLが送られてくる仕組み。参加作家は倉谷卓、小林太陽、坂本裕司、ジョイス・ラム、土本亜祐美、大和由佳、吉田高尾、エルサムニー・ソフィー、かわかみしんたろう、佐藤未来、Eclipse Project、岡田直己、青柳菜摘、オル太、カニエ・ナハ、玄宇民、潘逸舟。
http://geidai-ram.jp/rampractice2020/

◎東京都現代美術館が展示風景を公式サイトで公開中
4月13日まで臨時休館中の東京都現代美術館。3月14日から開催予定だったオラファー・エリアソン「ときに川は橋となる」の展示風景を写真で公開中

▼2020年3月25日 更新

◎京都市+京都芸術センターの「おうちでアート」
京都市と京都芸術センター、アーティストが協働し、子ども向けの情報まとめページ「おうちでアート」をスタート。YouTube上で中屋敷智生、いしいしんじ、倉田翠らが質問に答えるコーナー、Twitter上でのよろず相談室、アートを楽しむリンク集などを公開している。随時更新。
https://www.kac.or.jp/28151/

▼2020年3月19日 更新

◎「OIL by 美術手帖 オンライン・ビューイング」がオープン
日本各地のアートフェア中止・規模縮小を受け、アートECサイト「OIL by 美術手帖」が、アート作品の閲覧・購入が可能な特設サイト「OIL by 美術手帖 オンライン・ビューイング」を公開。ウェブ版「美術手帖」によると、参加ギャラリーはアートコートギャラリー、アートフロントギャラリー、AKIO NAGASAWAなど約50軒。公開期間は3月20日〜4月5日。

▼2020年3月17日 更新

◎東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」から生中継
臨時休館を受け、3月18日19:00より、「ピーター・ドイグ展」を会場から生中継(ニコニコ生放送)。桝田倫広(東京国立近代美術館 主任研究員)、蔵屋美香(東京国立近代美術館 企画課長)五月女哲平(アーティスト)が登場する。

▼2020年3月13日 更新

◎東京都写真美術館がYouTubeで展示風景を公開
東京都写真美術館は、臨時休館により会場では見ることのできない「日本初期写真史 関東編」展と「写真とファッション」展の様子をYouTube上に公開。「日本初期写真史 関東編」展は担当学芸員・三井圭司による解説も公開されている。

◎東京国立博物館がYouTubeで展示風景を公開
東京国立博物館は、臨時休館により会場では見ることのできない特集展示「おひなさまと日本の人形」と特集「朝鮮王朝の宮廷文化」の展示風景をYouTube上に公開。担当研究員・三田覚之と猪熊兼樹の解説も公開されている。

◎太田記念美術館がソーシャルメディアキャンペーンを開始
太田記念美術館が3月4日よりTwitter上で「#おうちで浮世絵」キャンペーンを展開。「自宅で過ごす方のために、心がなごむカワイイ浮世絵を紹介しています」として、毎日浮世絵を紹介している。これに賛同するかたちで藤沢市藤澤浮世絵館すみだ北斎美術館も同様のキャンペーンを展開中。

◎ピーター・ドイグ展のカタログ(一部)を期間限定公開
臨時休館を受け、東京国立近代美術館で開催中のピーター・ドイグ展のカタログに収録された、小説家・小野正嗣の書き下ろしエッセイと本展企画者の主任研究員・桝田倫広の論考を特別公開。公開期間は3月16日15:00まで(予定)。

◎オンライン映像祭「Films From Nowhere」
映像作家・佐々木友輔とアーティスト・荒木悠がオンライン映像祭「Films From Nowhere」を3月9日〜29日に開催。参加作家は荒木悠、池添俊、内山もにか、海野林太郎、木野彩子、佐々木友輔、地主麻衣子、波田野州平、渡邉ひろ子。Vimeoにて、1000円のレンタル料金支払いから72時間、全作品を視聴できる。ステートメントは関内文庫のページにて公開中。

◎「新型コロナウイルス感染症拡⼤による影響」記者会見を実施
コンサルティングファームのケイスリー株式会社が、日本国内の芸術⽂化関係者に対して、新型コロナウイルス感染症拡⼤による影響についてのアンケートを実施。3357件の回答結果を受けて、記者会見を実施した。落合千華、藤井慎太郎、梅澤高明、Naz Chris、市原佐都子、小川希、遠藤麻衣、梅田宏明、安田登、遠藤豊。なおアンケートでは8割以上の回答者が「収⼊低下、活動再開に不安」と回答。
https://www.k-three.org/blog/press-conference

◎THE CLUBが救済基金を設立
ギャラリーのTHE CLUBが救済基金「COVID 19 Relief Fund」を設立。4月13日〜19日まで、猪瀬直哉、コア・ポア、ジャッキー・サコッチオ、ニコラス・ハットフル、クラウディア・ペニャ・サリナス、デタニコ ・レイン、山下紘加の作品をInstagramの公式アカウントで1作品ずつ公開し販売。各作品の価格は10万円(税別)で、収益のすべてを寄付する。販売は21日10時より開始。

◎スタジオジブリが無料で壁紙を公開
新型コロナウイルス感染拡大の影響でリモートワークや在宅勤務が進むなか、スタジオジブリが8作品の壁紙を公式サイトにアップ。『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』などの壁紙が現在公開中で、今後も追加予定。
http://www.ghibli.jp/info/013251/

◎ミニシアターの支援基金設立
新型コロナウイルス感染拡大の影響で営業自粛する全国のミニシアター支援のため、映画監督の深田晃司と濱口竜介を中心に「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」が設立された。クラウドファンディングで資金を募り、開始3日目の4月15日時点で目標額の1億円を達成。1運営団体あたり平均150万円の分配を目指している。
https://motion-gallery.net/projects/minitheateraid

▼2020年4月10日更新

◎「荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所」がニューズレターをスタート
荒川修作とマドリン・ギンズが2002年に設立し、現在は荒川作品のアーカイブ事業、作品管理などを行う「荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所」がニューズレター「Distraction Series」を開始。4月6日より隔週で配信されるこのニューズレターでは、ふたりが創造した様々な哲学やプロジェクトを共有していくという。第1回では、山岡信貴監督による2010年制作のドキュメンタリー映画『死なない子供、荒川修作』を無料配信。
http://www.architectural-body.com/

◎想田和弘監督の新作をデジタル配信。「映画がコロナ禍を生き延びるために」
5月2日より劇場公開予定であった想田和弘監督の最新作『精神 0』がデジタル配信される。ウェブサイトで映画館を選択し、そのままオンラインで鑑賞。支払った料金は、選択した映画館にも分配される仕組みになっている。想田は「映画がコロナ禍を生き延びるために。『精神 0』を“仮設の映画館”で公開します。座して死を待つよりは」とのメッセージを寄せている。
http://www.temporary-cinema.jp/

◎文化庁に緊急提言を提出
日本文化政策学会と文化経済学会<日本>の会員有志による「文化領域における新型コロナウイルス感染拡大対応提言 WG(ワーキング・グループ)」は、文化庁に対して「文化領域における新型コロナウイルス感染症拡大に対する政策メニュー(緊急提言)」を提出した

▼2020年4月9日更新

◎#SaveTheCinema「ミニシアターを救え!」署名プロジェクト
政府の要請を受け、上映自粛が広がる映画館。そのなかでも特に存続の危機を迎えている小規模映画館(ミニシアター)に対する政府の緊急支援を求めるため、署名活動がスタート。呼びかけ人は荒井晴彦、安藤サクラ、井浦新ら。4月13日からはクラウドファンディングもスタートする。

◎新国立劇場が無料で公演記録映像を配信
新国立劇場が、過去の公演記録映像を無料ストリーミング配信するサービス「おうちでまったり!『巣ごもりシアター』」を4月10日からスタート。オペラ公演から、大野和士オペラ芸術監督の第1シーズンより「魔笛」「トゥーランドット」、今シーズンの開幕公演「エウゲニ・オネーギン」の3作品を、1週間ごとに配信する。追加配信についても計画中。
https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_017336.html

◎歌舞伎座と国立劇場、中止の歌舞伎公演を無料公開 
東京・歌舞伎座は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止した「三月大歌舞伎」の昼の部、夜の部の全演目を公式YouTubeチャンネルで公開する。期間は4月17日〜26日。なお、東京・国立劇場は、3月に無観客で行なった歌舞伎公演「義経千本桜」の収録映像を公式Youtubeチャンネルで無料公開中。期間は4月6日〜30日。

▼2020年4月1日更新

◎文化のための助成金を国に求める署名活動「#SaveOurSpace」
3月27日、新型コロナウイルスの影響でイベントの中止などを余儀なくされた劇場やライブハウスなどのための助成金を求める署名活動「#SaveOurSpace」がスタート。坂本龍一ら多くの著名人も署名を多く呼びかけ、3月31日時点で30万筆の署名が集まった。発起人はDJ、コンポーザーのMars89、yahyelの篠田ミル、「LIVE HAUS」店長のスガナミユウら。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdoS3wgiYphbbmU-c-qnf65nj4oHhknV6LVY3BPpVYoMa6-XA/viewform

◎宝塚市がローカルアートを紹介
宝塚市文化財団は、昨年開催された「第8回宝塚現代美術展てん・てん2019」出品作品のデジタル目録を公開。宝塚市の街かどで鑑賞可能なアートも紹介。
https://takarazuka-c.jp/topics/entry-786.html

◎「アートフェア東京2020」オンライン販売開始
開催中止となった「アートフェア東京2020」はオンライン空間「Art Scenes」にて参加予定だったアーティストの作品を公開、販売を開始。
https://hunting.artfairtokyo.com

▼2020年3月27日 更新

◎3日間限定のオンライン上映会「RAM PRACTICE 2020 – Online Screening」
東京藝術大学大学院映像研究科が主催する「RAM Association(メディアプロジェクトを構想する映像ドキュメンタリスト育成事業)」が、3日間限定のオンライン上映会「RAM PRACTICE 2020 – Online Screening」を開催。日程は2020年3⽉27日9:00〜29日26:00。 フォームより申込み後、配信URLが送られてくる仕組み。参加作家は倉谷卓、小林太陽、坂本裕司、ジョイス・ラム、土本亜祐美、大和由佳、吉田高尾、エルサムニー・ソフィー、かわかみしんたろう、佐藤未来、Eclipse Project、岡田直己、青柳菜摘、オル太、カニエ・ナハ、玄宇民、潘逸舟。
http://geidai-ram.jp/rampractice2020/

◎東京都現代美術館が展示風景を公式サイトで公開中
4月13日まで臨時休館中の東京都現代美術館。3月14日から開催予定だったオラファー・エリアソン「ときに川は橋となる」の展示風景を写真で公開中

▼2020年3月25日 更新

◎京都市+京都芸術センターの「おうちでアート」
京都市と京都芸術センター、アーティストが協働し、子ども向けの情報まとめページ「おうちでアート」をスタート。YouTube上で中屋敷智生、いしいしんじ、倉田翠らが質問に答えるコーナー、Twitter上でのよろず相談室、アートを楽しむリンク集などを公開している。随時更新。
https://www.kac.or.jp/28151/

▼2020年3月19日 更新

◎「OIL by 美術手帖 オンライン・ビューイング」がオープン
日本各地のアートフェア中止・規模縮小を受け、アートECサイト「OIL by 美術手帖」が、アート作品の閲覧・購入が可能な特設サイト「OIL by 美術手帖 オンライン・ビューイング」を公開。ウェブ版「美術手帖」によると、参加ギャラリーはアートコートギャラリー、アートフロントギャラリー、AKIO NAGASAWAなど約50軒。公開期間は3月20日〜4月5日。

▼2020年3月17日 更新

◎東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」から生中継
臨時休館を受け、3月18日19:00より、「ピーター・ドイグ展」を会場から生中継(ニコニコ生放送)。桝田倫広(東京国立近代美術館 主任研究員)、蔵屋美香(東京国立近代美術館 企画課長)五月女哲平(アーティスト)が登場する。

▼2020年3月13日 更新

◎東京都写真美術館がYouTubeで展示風景を公開
東京都写真美術館は、臨時休館により会場では見ることのできない「日本初期写真史 関東編」展と「写真とファッション」展の様子をYouTube上に公開。「日本初期写真史 関東編」展は担当学芸員・三井圭司による解説も公開されている。

◎東京国立博物館がYouTubeで展示風景を公開
東京国立博物館は、臨時休館により会場では見ることのできない特集展示「おひなさまと日本の人形」と特集「朝鮮王朝の宮廷文化」の展示風景をYouTube上に公開。担当研究員・三田覚之と猪熊兼樹の解説も公開されている。

◎太田記念美術館がソーシャルメディアキャンペーンを開始
太田記念美術館が3月4日よりTwitter上で「#おうちで浮世絵」キャンペーンを展開。「自宅で過ごす方のために、心がなごむカワイイ浮世絵を紹介しています」として、毎日浮世絵を紹介している。これに賛同するかたちで藤沢市藤澤浮世絵館すみだ北斎美術館も同様のキャンペーンを展開中。

◎ピーター・ドイグ展のカタログ(一部)を期間限定公開
臨時休館を受け、東京国立近代美術館で開催中のピーター・ドイグ展のカタログに収録された、小説家・小野正嗣の書き下ろしエッセイと本展企画者の主任研究員・桝田倫広の論考を特別公開。公開期間は3月16日15:00まで(予定)。

◎オンライン映像祭「Films From Nowhere」
映像作家・佐々木友輔とアーティスト・荒木悠がオンライン映像祭「Films From Nowhere」を3月9日〜29日に開催。参加作家は荒木悠、池添俊、内山もにか、海野林太郎、木野彩子、佐々木友輔、地主麻衣子、波田野州平、渡邉ひろ子。Vimeoにて、1000円のレンタル料金支払いから72時間、全作品を視聴できる。ステートメントは関内文庫のページにて公開中。

Art Beat News

Art Beat News. Art Beat Newsでは、アート・デザインにまつわる国内外の重要なニュースをお伝えしていきます。Tokyo Art Beatが紹介する数多くのイベント情報以外にも、独自の視点でピックアップします。 ≫ 他の記事

コメント

Instagram

人気記事

TABlogのそれぞれの記事は著者個人の文責によるものであり、その雇用主、Tokyo Art Beat、NPO法人GADAGOの見解、意向を示すものではありません。

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2020) - About - Contact - Privacy - Terms of Use