作品をウィンドウ越しに見る:3つのアートスペースの試み

ウィンドウ越しに作品を鑑賞できるアートスペースを紹介

poster for Awoba Window

「あをば窓」

東京:その他エリアにある
あをば荘にて
48日後終了

In Art Beat News by Art Beat News 2020-05-27

新型コロナウイルス感染拡大のため、臨時休廊していた多くのアートギャラリー。アポイントメント制での再開が見られるなか、5月27日現在で、ウィンドウ越しに作品を鑑賞する方法を選んでいるスペースを紹介する。

ワコウ・ワークス・オブ・アート

六本木のワコウ・ワークス・オブ・アートは、5月25日から7月5日まで、フェリックス・ゴンザレス=トレス(1957-1996)による参加型作品《Untitled(Fortune Cookie Corner)》(1990)を展示中だ。

ゴンザレス=トレスは、政治やジェンダー、喪失と再生などのテーマに基づく、キャンディや時計を素材としたミニマルなインスタレーションや彫刻作品で知られるアーティスト。観客の参加によって成立するリレーショナル・アートのアーティストとして挙げられることも多い。1995年にはグッゲンハイム美術館を皮切りとした個展の国際巡回展が行われたほか、ホイットニー・ビエンナーレ(1991年)、ヴェネチア・ビエンナーレ(1993年)などの国際展にも参加。87年からはニューヨークを拠点とするアーティスト集団「グループ・マテリアル」の一員として、コミュニティやアクティビズムにフォーカスした活動を行なった。

ワコウ・ワークス・オブ・アートにて展示中の《Untitled(Fortune Cookie Corner)》(1990)は、世界1000カ所で同作品を展示するという、アンドレア・ローゼンによる企画。作品を構成するクッキーは実際に持ち帰ることのできるが、ギャラリー閉廊期間中は外からの観賞のみが可能だ。SNSのハッシュタグ「#FGT exhibition」では世界各地の作品の様子を見ることができるのでこちらもチェックしてほしい。

■ワコウ・ワークス・オブ・アート
住所:東京都港区六本木6-6-9ピラミデビル3階
会期:5月25日〜7月5日
時間:11:00〜19:00
https://www.wako-art.jp

 

あをば荘

集合住宅の一部を改装し、2階を住居、1階を企画スペースとして運営する「あをば荘」は2012年、墨田区にオープン。複数の企画者が美術や演劇、農業などそれぞれの関心に基づき、気軽に企画・発表を行なってきた。

そんなあをば荘では、メンバーによる自主企画のウィンドウギャラリー「あをば窓」を4月17日から8月31日まで開催中。松井千夏の展示を経て、現在は佐藤史治と原口寛子の二人展「HOME WORK」が開催されている。不定期の展示替えはウェブサイトやSNSで告知され、直近では6月に展示替え予定だという。

■あをば荘
住所:東京都墨田区文花1-12-12
時間:24時間
会期:4月17日〜8月31日
http://awobasoh.com/archives/1745

 

QWERTY

2020年2月、津田隆志、倉谷卓、山崎雄策、海老原祥子の4名が千葉県松戸市にアーティスト・ラン・スペース「QWERTY(クワーティ)」を設立。松戸駅から徒歩2分の雑居ビルの元ゴミ捨て場という小さな空間の道路に面した立地が、道行く人々を気軽な鑑賞者にする。

「慣習に囚われることのない場所」を目指したこのスペースも、新型コロナウイルスの影響により映像や変則的な展示の形式での運営を決定。外から見える位置にディスプレイを設置し、さまざまな作家の映像作品やスライド作品を週替わりで展示しており、5月17日から5月31日までは写真家・生塩功の作品「春を待つ」を上映中。

最新情報はTwitterInstagramで確認を。

■QWERTY
住所:千葉県松戸市松戸1240-3 エクセル松戸1F
時間:9:00〜22:00
会期:4月〜終了時期未定
https://www.qwm26m.com/

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