ポーラ美術館がロゴなどVIを刷新:デザイナーはグラフィックデザイナーの長嶋りかこ

ポーラ美術館が2002年の開館以来初めてヴィジュアル・アイデンティティー(VI)を刷新

poster for Monet and Matisse: Visions of the Ideal

「モネとマティス―もうひとつの楽園」

横浜、神奈川エリアにある
ポーラ美術館にて
112日後終了

poster for Cerith Wyn Evans Exhibition

ケリス・ウィン・エヴァンス 展

横浜、神奈川エリアにある
ポーラ美術館にて
112日後終了

In Art Beat News by Art Beat News 2020-06-30

神奈川県箱根町のポーラ美術館が2002年の開館以来初めて、美術館のロゴなどヴィジュアル・アイデンティティー(VI)を刷新する。

「箱根の自然と美術の共生」をコンセプト開館したポーラ美術館は、印象派から20世紀にかけての西洋絵画を中心としたコレクションを核とする展覧会を開催。そのいっぽうで、現代美術の作家を紹介するスペースをオープンするなど、さまざまな取り組みを行ってきた。

2002年の開館以来、世界に発信するという願いを込めたロゴマークを使用してきたが、このたび「より新たなことに挑戦し続ける美術館でありたい」との思いを広く伝えるため、VIを刷新。デザイナーの長嶋りかこがそのリニューアルを手がけた。

新たなロゴは、「塗り」のロゴと「線」のロゴを、状況や使途に応じて、左右対称、または上下反対に配置するものへと刷新。これは、相対するものを起点としながら、様々なものが響きあい、変化していく様子と広がりを表現すると同時に、ポーラ美術館がさまざまに変化しながらも、ゆるぎないアイデンティティを持つことを示すことを示している。

このVI刷新を機に、ミュージアムショップのショッピングバックもリニューアルする。国際的な森林認証の「FSC認証」を受けた素材を採用するなど、環境対応型の包材にリニューアルして有料化(一部無料あり)。

リニューアルにあたって、長嶋りかこは以下のコメントを寄せている。

「ポーラ美術館のヴィジュアル・アイデンティティ(VI)のリニューアルを考えるにあたり、ロゴタイプに始まり様々な媒体への展開において、既に有る資源を活かすという姿勢をとっています。ロゴタイプは、もともと旧日本語ロゴと共に小さく併用されていた英字のロゴタイプを抽出し、それを”線”と”塗り”のロゴタイプをセットにして、異なる双方の共鳴の意を込め左右対称または上下反対に配置しています。これは近代と現代、自然と人工など、様々な異なる双方を提示することで私たちに問いを投げかけるポーラ美術館のあり方を表しています。ロゴタイプは媒体に応じてその位置や大きさは変化できる設計にしたため、配置によっては大きな空間を持たせその中に伝達したい情報を組み込む機能も兼ねています。様々に展開される紙媒体においては、森の持続可能性を考えFSC認証紙を使用し、インクは石油系有機溶剤を含まず環境配慮に進んだノンVOCインクを使用し、紙袋などの消耗材の有料化など、資源を活かし自然を守るためにできることを提案し、森と人とが調和するこの美術館での体験が、どんな媒体においても伝達できることを目指しています」

同美術館は敷地内の森林の林相転換や生態系に配慮した美術品の保存管理を行うといった環境保全の活動を続けてきたが、今回のリニューアルにより、さらに環境への配慮を充実させていくことになる。

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