中世の陶磁

東京国立博物館

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陶磁の世界では、平安時代の末には古代とは明らかに違った様相が見え始めます。壺(つぼ)・甕(かめ)・鉢(はち)といった器種にしぼった新しい窯業形態の成立があり、これをもって中世陶磁の始まりとされています。
 中世の陶磁は窯(かま)をはじめとする技術の系譜からは、大きく二つの系統に分けられます。一つは平安時代に灰釉陶(かいゆうとう)を焼いた愛知県の猿投(さなげ)窯の技術系譜にある窯であり、いま一つは須恵器(すえき)以来の技術を展開させてゆく窯です。
 作られた製品もふくめて見てみましょう。須恵器の系譜をひく窯は、釉薬(ゆうやく)を掛けないで壺・甕・鉢といった日常雑器を専門に作る窯であり、珠洲(すず)・備前(びぜん)などが有名です。猿投窯の系譜をひく窯には無釉の大形雑器を焼く窯として渥美(あつみ)・常滑(とこなめ)や信楽(しがらき)・越前(えちぜん)などがあり、中国陶磁を写した高級施釉陶を焼く窯として、瀬戸(せと)があります。
 時代によって、あるいは系譜によって広がりを見せている中世の陶磁をご覧ください。

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スケジュール

2004年09月01日 ~ 2004年12月12日

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