「江戸の楽しみ - 見る・食べる・遊ぶ」展

終了しました

泰平の世を謳歌する江戸の庶民たち。彼らの生活のまわりには、現代の私たちと何ら変わることのない、さまざまな娯楽やイベントが満ちあふれていました。
雑踏でにぎわう繁華街に足を運べば、料理屋や屋台でおいしい食事に舌鼓を打てたり、歌舞伎や相撲、見世物に熱狂できたりと、退屈を紛らわすのに困るということはありません。また、春には満開の桜、夏には隅田川の花火、さらには神社やお寺でのお祭りなど、四季の移ろいとともにさまざまなイベントが開催されました。そして時には江戸の町を離れ、近くは江の島、遠くは伊勢神社まで、参詣や物見遊山といった観光旅行も行なわれるようになったのです。
現在の東京が全国の人々の興味を惹きつけてやまないように、江戸という都市もさまざまな娯楽にあふれる刺激的な町でした。現代とよく似た江戸時代の庶民たちの”楽しみ”を前期・後期あわせて１３０点あまりの浮世絵からご鑑賞下さい。
なお、前期と後期で全点展示替えを行ないます。

スケジュール

2004年9月1日(水)〜2004年10月26日(火)