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歌舞伎衣裳

東京国立博物館
終了しました
 歌舞伎は、若い女性によって始められた歌舞芝居です。風紀が乱れるという理由で女性や若衆による歌舞伎が禁じられてからは、元服(げんぷく)後の男性が演じる野郎(やろう)歌舞伎となりました。以後、中村座(なかむらざ)・市村座(いちむらざ)・河原崎座(かわらざきざ:あるいは森田座(もりたざ))といった江戸三座を中心に歌舞伎小屋がにぎわい、地方興行が行われたり、素人歌舞伎が各地方の年中行事の中に取り入れられたりと、歌舞伎は庶民の娯楽として親しまれるようになりました。歌舞伎の語源である「かぶく」には「異様な身なりをする、人目につく衣裳を身につける」といった意味があります。そこで歌舞伎衣裳は、刺繍を中心とした自由奔放なデザインが人目をひく仕掛けとなっています。派手な色使いと大胆な意匠が繰り広げる世界に、江戸時代末期独特の頽廃(たいはい)美を見ることができます。
 東京国立博物館には、女狂言師(おんなきょうげんし)・坂東三津江(ばんどうみつえ)が使用していた歌舞伎衣裳が所蔵されています。通常では歌舞伎役者は男性ですが、武家の大奥(おおおく)には男性が出入りすることができません。そこで大奥では、女のお狂言師が活躍します。坂東三津江もその一人で、第十一代将軍徳川家斉(とくがわいえなり:1773~1841)の妻子に仕えるなど、江戸時代末期に活躍しました。

スケジュール

2004年11月2日(火)〜2004年12月26日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館 ※その他臨時休館あり
入場料[総合文化展(常設展)] 一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上、障がい者と介護者各1名 無料、特別展はイベントにより異なる(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳等ご提示ください) ※入館方法などの最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
展覧会URLhttp://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=1043
会場東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
住所〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
アクセスJR上野駅公園口より徒歩10分、京成線京成上野駅正面口より徒歩13分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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