歌舞伎衣裳

東京国立博物館

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 歌舞伎は、若い女性によって始められた歌舞芝居です。風紀が乱れるという理由で女性や若衆による歌舞伎が禁じられてからは、元服(げんぷく)後の男性が演じる野郎(やろう)歌舞伎となりました。以後、中村座(なかむらざ)・市村座(いちむらざ)・河原崎座(かわらざきざ:あるいは森田座(もりたざ))といった江戸三座を中心に歌舞伎小屋がにぎわい、地方興行が行われたり、素人歌舞伎が各地方の年中行事の中に取り入れられたりと、歌舞伎は庶民の娯楽として親しまれるようになりました。歌舞伎の語源である「かぶく」には「異様な身なりをする、人目につく衣裳を身につける」といった意味があります。そこで歌舞伎衣裳は、刺繍を中心とした自由奔放なデザインが人目をひく仕掛けとなっています。派手な色使いと大胆な意匠が繰り広げる世界に、江戸時代末期独特の頽廃(たいはい)美を見ることができます。
 東京国立博物館には、女狂言師(おんなきょうげんし)・坂東三津江(ばんどうみつえ)が使用していた歌舞伎衣裳が所蔵されています。通常では歌舞伎役者は男性ですが、武家の大奥(おおおく)には男性が出入りすることができません。そこで大奥では、女のお狂言師が活躍します。坂東三津江もその一人で、第十一代将軍徳川家斉(とくがわいえなり:1773~1841)の妻子に仕えるなど、江戸時代末期に活躍しました。

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スケジュール

2004年11月02日 ~ 2004年12月26日

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