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「暮らしの版画」展 -毎日を楽しむために-

町田市立国際版画美術館
終了しました

アーティスト

ウィリアム・ニコルソン、月岡芳年
新聞、テレビ、インターネットなど、メディアは毎日さまざまなイメージ情報を送り出しています。私たちはそれによって知識を広げ、生活を楽しいものにしています。では、現代のような高度な技術がなかった時代には、人々は目を楽しませることのない淋しい生活を送っていたのでしょうか。そんなことはありません。昔の人々もいろいろなタイプのイメージ情報を楽しんでいたのです。その手段として活躍したのが版画です。
写真や印刷技術が発展していなかった時代、同じ絵を何枚も作るためには、版画の技術が用いられてきました。本のさし絵、祈りをこめたおふだ、切りぬいて遊ぶ紙人形、ニュースをおもしろおかしく伝える絵入り新聞…版画で作られたこうしたものが、人々の暮らしを彩り、生活の中に根をおろしていたのです。そこには、芸術作品としてつくられた版画とはまたちがう、素朴な味わいや力強い表現が見られます。
本展では、洋の東西を問わず存在する、こうした版画をご紹介いたします。日本の作例では、篤い信仰心のたまものである仏教版画や江戸時代の絵本、明治時代に流行したニュース性の強い錦絵、中国ではお正月に飾るおめでたい画題の年画など、また西洋では、多色刷りの絵本や人々の笑いをさそった諷刺画、民衆版画やポスターなど、合計約160点を展示します。現代もなお私たちの心をとらえて放さない、「暮らしの版画」の魅力をお楽しみ下さい。

スケジュール

2005年6月25日(土)〜2005年9月25日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
土曜日・日曜日・祝日は17:30まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般400円、高校・大学生・65歳以上の方200円、中学生以下無料
展覧会URLhttp://www.city.machida.tokyo.jp/event/shisetsubetsu/hanga/kikakuten/kikakuten01/index.html
会場町田市立国際版画美術館
http://hanga-museum.jp/
住所〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1
アクセスJR横浜線町田駅ターミナル口より徒歩12分、小田急線町田駅東口より徒歩15分、小田急線町田駅西口より神奈川中央交通バス「高ヶ坂センター前」より徒歩7分
電話番号042-726-2771
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