SCAI THE BATHHOUSE(スカイザバスハウス)「自分には美術が必要だと確信するまでに何年もかかった」
加藤泉は美大卒業後、数年のブランクを経て画家としてのキャリアをスタートさせた。その作品に描かれる「生き物」は、観るものに存在そのものとしか形容できない強烈な何かを投げかける。
「絵と私の関係が対等であり、かつ、私にとって新鮮であるよう、持っているもの全てを使って、最善を尽くすのです。」「画面上で起こっている事と、僕の絵を書く意志みたいなものが、バランスがとれている状態が一番良いんです。」対等さへのこだわりは、存在への真摯さに起因する。今日支配的な思考は、存在そのものを抽象に回収してしまい、本来的な姿を失わせてしまう。この喪失を防ぐためにこそ、無言の存在そのものをありのままに呼び寄せるためにこそ、加藤は対象に表現者と対等の自律性や強度を追求するのだ。
本展と同時期に、ニューヨークで開催されるグループ展にも参加する等、国際的にも益々注目が高まる加藤泉初の本格個展に是非ご期待ください。
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