unseal contemporary2003年に、以前、私がやっていた、ギャラリーeシエスタでは、SUMMER SESSIONという見ず知らずの若いアーティスト同士が、突然、1つのギャラリー空間で、コラボレーション展示する企画を行なっていた。
横井山さんは、その時の出品作家の1人であったのだが、作品を紹介する際に、私は、「現代風鳥獣戯画」というフレーズを使った。
会社や学校で、毎日、同じ人に会っていると、自然に愛称が付いてしまったりするものだが、その容姿から、動物に例えることが少なくない。「猫みたいな人」、「タヌキおやじ」、まるまると太った人にはあまり良くないが、侮辱したニュアンスで「ブタ」などと呼んだりする。
プロ野球のチームや商品のペットマークの多くに、動物のキャラクターが採用されるのは、愛らしさ、表情の豊かさなどが、親しみを沸かせるからだと思う。
横井山さんの作品には、さまざまな動物や、動物らしきものが登場する。中には、地蔵の頭を持った人間もいる。獣も人間も一緒くただ。その世界では、みんな、存在感があり、強烈な個性を発している。
"アイコラ"という、アイドルの顔写真を他の写真の体に貼り付けて楽しむ遊びがあるが、横井山絵画のたのしみ方としては、登場キャラクターの代わりに、自分や友人の顔を置き換えてみるのはいかがだろうか?観光地などにある、顔だけが刳り抜かれた人物の看板に自分や家族の顔を突き出すイメージだ。
コスプレや架空のキャラクターになりすまし、バーチャルなコミュニケーションをたのしむように、実際に、絵画の中に入り込み、横井山キャラクターになりすましてみるのはどうだろうか?
まだコメントはありません