マリオ・ディアスはキューバを代表する写真家です。1950年に生まれ1994~2000年にはキューバ国立写真センター「FOTOTECA DE CUBA」の館長を務めました。写真家でもあり今日のキューバ写真界の指導者でもあります。
ディアスは1970年以降自国キューバの日常を撮り続けています。決して裕福とはいえないキューバ社会で生活する人々とラテン・アメリカ独特の風土を、坦々と軽快なタッチで描いています。自国民を愛する精神が根底をなしている作風でもあり、ストレートなスナップでありながらM・ディアス独特のまなざしで捉えています。