終了した展覧会・イベントです

土屋仁応彫刻展「重陽」

成山画廊
終了しました

アーティスト

土屋仁応
新人、土屋が想像の中で産み出した新しい品種の菊は、刻々と変化する天象を自らの花弁で体現し、鹿は静かな湖を水色の瞳に映し出しています。動植物を人為淘汰し、自然には無い姿をつくり出すことは世界中で行われてきましたが、中でも日本においては、観賞し愛玩することを目的にした品種改良が古くから盛んに行われてきました。完成した独特の姿が伝統として受け継がれ、また一方で途絶え消えて行きました。
改良品種に惹かれている土屋は、人の手なしでは生きられない、不自然でぎこちない身体の宿命はむしろ惨めではなく、逆に人の手を嘲笑うかのような艶やかな力強さを持っていると考えています。
「弱い生き物の姿を借りて現れている、 人間を超えた力」を表すことに長けた土屋の彫刻はまさに静謐な佇まいで人を寄せつけない神々しさを備えています。

スケジュール

2005年9月9日(金)〜2005年9月30日(金)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
水曜日、日曜日、祝日
展覧会期間外は要予約
入場料無料
会場成山画廊
http://www.gallery-naruyama.com/
住所〒102-0074 東京都千代田区九段南2-2-8 松岡九段ビルディング205
アクセス東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線九段下駅2番出口より徒歩2分
電話番号03-3264-4871