終了した展覧会・イベントです

東京府美術館の時代 1926〜1970 展

東京都現代美術館
終了しました
1926(大正15)年5月1日、上野公園に「東京府美術館」(1943年「東京都美術館」と改称)が開館しました。これは、北九州市若松(現:八幡西区)出身の実業家佐藤慶太郎が投じた100万円の寄付によって実現したものでした。当時早稲田大学教授であった建築家岡田信一郎の設計になる「東京府美術館」は、恒常的な美術展覧会場としての機能を持つ日本で初めての美術館として建設され、1975年に新館(現・東京都美術館)が開館するまでのおよそ50年間にわたり、日展(文展、帝展)、二科展、日本美術院展をはじめとする公募団体の展覧会場として親しまれてきました。そして1977年、役割を終えた「東京府美術館」の解体工事は終了します。
今回の展覧会は、この東京府美術館から引き継いだ資料や戦前からのコレクションを紹介するとともに、開館記念展となる1926年の「第一回聖徳太子奉讃美術展覧会」、1940年の「紀元二千六百年奉祝美術展覧会」、そして戦後の「日本アンデパンダン展(読売アンデパンダン)」(1949-63年)、1970年の「第10回東京ビエンナーレ 人間と物質」展という4つの展覧会を、当時の資料とともにおよそ200点の日本画、油彩画、彫刻、工芸、写真などの作品で回顧します。
半世紀にわたって日本美術の動向とともにあった「美術館」の建設をめぐる経緯とそこで開催された展覧会を振り返り、「東京府美術館」という場所が果たした役割とその意味を問うことが、本展覧会の目的となります。それは、戦前から戦後にかけての日本の美術の在り方がいかなる変容を遂げたのかを、1926(大正15)年から1970(昭和45)年までの「東京府美術館」のあり方を通してとらえなおそうとする試みでもあります。

スケジュール

2005年9月23日(金)〜2005年12月4日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
展示室入場は閉館の30分前まで
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館(12/28〜1/1)
入場料一般 1000円、学生 800円、中高生・65歳以上 500 円
展覧会URLhttp://www.mot-art-museum.jp/ex/plan_h17-1.htm
会場東京都現代美術館
https://www.mot-art-museum.jp/
住所〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
アクセス東京メトロ半蔵門線清澄白河駅B2出口より徒歩9分、都営地下鉄大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩13分、東京メトロ東西線木場駅3番出口より徒歩14分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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