太田記念美術館本年は開館25周年の節目の年にあたり、1・2月は太田記念美術館名品展を開催いたしました。また、7月からはフランス・ギメ東洋美術館で同展の巡回展を行います。その25周年記念特別展第二弾として、4月から6月まで「太田コレクション 歌川広重のすべて」を開催いたします。歌川広重は、江戸後期に活躍した浮世絵師で「東海道五拾三次」「名所江戸百景」など名所絵のシリーズもので知られています。また、生涯にわたり膨大な数の作品を遺しており、当館ではその多くを所蔵しております。本展はそのうち選りすぐりの優品約360点を、三部構成で展示いたします。4月は第一部として肉筆画・版本・画稿を、5月の第二部は版画、6月の第三部は「名所江戸百景」シリーズ全点を展観いたします。
4月の第一部では、晩年に描かれた「天童広重」と呼ばれる肉筆画の優品を中心に広重の肉筆画を選りすぐって展示いたしますとともに、あまり目に触れる機会のなかった画稿類、天童広重に関る稀覯本をはじめとした版本を展示いたします。太田記念美術館は広重の肉筆画を多く所蔵しており、特にこの「天童広重」を多く所蔵しております。また希少な画稿類も多く保管しております。こうした肉筆画・画稿類は広重の知られざる魅力をわたしたちに伝えてくれるでしょう。どうぞこの機会に広重作品の魅力を再発見していただれば幸いです。
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