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「イタリアに恋して」展

終了しました

「あなたが行ってみたい国は？」こんなアンケートがあれば、必ずイタリアは上位にランクインするでしょう。人々の憧れを掻きたてて止まない国、イタリア。美術、オペラ、ファッション、料理やサッカーなど、多方面で人々を惹きつける国ですが、これは今に始まったことではありません。古代ローマやルネサンスの遺産に満ちあふれるイタリアを、画家たちは夢見て止みませんでした。フランスの美術アカデミーは、芸術の本場で学ぶ機会を与えるために、優秀な学生をローマに留学させる制度（ローマ賞）を17世紀に設けました。また、イギリスの上流階級の子弟たちの間では、紳士教育の仕上げとしてのヨーロッパ旅行（グランド・ツアー）が盛んに行われ、イタリアはその最終目的地でした。一方、イタリアで生まれ育った画家たちにとっても、故郷やその他の都市は、常に尽きせぬイマジネーションの泉であり、創造の糧となったのです。
この展覧会では、イタリアを描いた風景画や、イタリア生まれの作家による版画を、次の3つのテーマに分けて展示します。「1．イタリア風景」「2．物語と幻想のイタリア」「3．ピラネージのローマ」。

スケジュール

2006年10月17日(火)〜2006年11月26日(日)