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後藤俊夫 「満蒙開拓の村へ」

ニコンプラザ東京
終了しました

アーティスト

後藤俊夫
「戦後60年、満蒙開拓の村へ」をテーマにした作品である。
作者は、かつて1000以上あった開拓団の分布を示す「満州開拓民入植図」を手掛かりにして、主に黒龍江省の入植地が密集している地域――東と北はロシア国境、西は内蒙古の東部までの延べ7000kmを、2004年晩秋、05年の早春と初秋の3回、車で走る撮影旅行を行った。
作者は、敗戦時の逃避行や帰国までの生活を綴った多くの回想や記録を読んだが、彼らが鍬を振るった大地、戦後取り残されて暮らした異郷の村はどんな所だったのか、判然としない点が残った。しかし60年後の今日でも、自然の山河と昔を偲ぶ農民の生活は残っているはずで、作者はこの地の今の姿から往時の片鱗を窺うことにして、「この辺に昔、日本の農民はいましたか」と尋ね歩いた。
作者自身の生きた時代の歴史を学び直す中で出会ったテーマだが、残留孤児となった人達は作者と同世代であり、静かに余生を過ごす自身と比して考えずにいられなかった。モノクロ45点。

スケジュール

2006年9月19日(火)〜2006年9月25日(月)

開館情報

時間
10:3018:30
最終日は15:00まで
休館日
日曜日
年末年始・ゴールデンウィーク・お盆は休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/2006/09_shinjyuku-3.htm
会場ニコンプラザ東京
https://www.nikon-image.com/support/showroom/tokyo/event.html
住所〒163-1528 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー 28F ニコンプラザ新宿内
アクセスJR新宿駅西口より徒歩10分
電話番号03-3344-0565
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