井上尚久「夢のつづき」

ニコンプラザ東京

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アーティスト

井上尚久

現代社会は、まさにバーチャルな世界である。じかに相手と話すより携帯の方が安心する。実際に見るよりデジカメで見た方が見た気になる。インターネットによりあらゆる情報が居ながらにして手に入る世界、現代人はそのような世界に生きている。
現実の世界とバーチャル世界の境界は、ますます曖昧になり、自分があたかも夢の中に居るような感覚におそわれるときがある。
作者は現実の世界を切り取ってバーチャル世界を表現できないかと考えた。現実でありながら現実ではない“夢のつづき”を見ているような感覚、そのような感覚で現実世界とバーチャル世界が交差する現代を表現するものである。
展示する日常の現実を切りとった写真群は、よく考えると写真そのものもまたバーチャルリアリティなのである。カラー44点。

スケジュール

2006年10月24日(火)〜2006年10月30日(月)