Chain Reaction Exhibition A

アルスギャラリー

終了しました

アーティスト

伊藤大輔、畑木あゆみ、藁谷雅典、江村瑤子、橘亜希、村田彩乃他

従来の学生による展覧会は、必然的に友人や身近な人達によるものが多くなってしまいます。
しかし、学生だからこそ積極的に幅広いジャンルの人と知り合う事ができる可能性があるのです。
そう考え、武蔵野美術大学をはじめとした「美大」、そして洗足学園大学をはじめとした「音大」の学生で単純に学校の枠組みだけではなく、音楽と美術という枠組みをも越えた展覧会を目指し、両者が影響を与え合い、変化していく展覧会を創り上げました。
音大生の制作した「音楽」を美大生が聴き、そのイメージを美術作品にする
美大生が制作した「美術作品」を音大生が観て、そのイメージを音楽にする
この様な、ジャンルを越えたコラボレーションは、映画のサントラや、音楽のPVなどにも見られますが、そのプロセスを伝言ゲームの様に繰り返していったらどうなるでしょう。
思いもよらぬ、面白い結果が期待できます。
今回の展示ではこの伝言ゲームを「美大」「音大」各２０人、計４０人で行いました。
そして、この４０人を２グループに分け、同じ一つの音から二つのルートに分かれて制作を進めていくことで同じ発端でも異なる変化を遂げる面白さが生まれました。
伝言ゲームの発端には、あえてメッセージを持たない音が良いと考え「A」の音、つまりチューニングの基礎になる「ラ」の音を選びました。それが、企画名の「Chain reaction(連鎖反応）exhibition A」の由来です。
同じ「A」の音から出発したこの連鎖がどのように反応し合い変化していくのか、ご自分の目と耳で体験してください。その体験が皆様にとって有意義なものであると幸いです。

スケジュール

2006年9月26日(火)〜2006年10月1日(日)