水戸芸術館 現代美術ギャラリーコスチューム・アーティストとして20年のキャリアを持つ ひびのこづえ は、 本展覧会で新しい一歩を踏み出します。
身につけるさまざまな品々 -- 服・帽子・めがね --、ハンカチやコスチュームの創作から表現の世界を広げた ひびのこづえ の新作を、 2007年夏の展覧会「ひびのこづえの品品 たしひきのあんばい」でご紹介します。
「家」を手がけたいと口にする ひびのこづえ は、その第一歩として家具を手がけました。 テーブル・椅子・ベッド・風呂・棚・ラックや絨毯。そして工夫に富んだ衣服。 その多くは本展覧会のために新たに商品開発された品々です。
ひびのこづえは、プロダクト・メーカーとの二人三脚で<作品>を生み出し、流通を担う人々の手を経て<商品>としてエンドユーザーへ届ける -- このサイクルをモノづくりの第一義として制作に臨んできました。
時にはかたくなまでに発想のイメージを譲らないひびのは、イメージを形にしていく立場のメーカーと、現実的な問題をめぐってせめぎあいを繰り広げます。 そのやりとりを通して、ひびのはさじ加減よく品々をあんばいし、<商品>でありつつも<作品>として仕上げていきます。
ひびのこづえ の品々は、生活を営む者としての視点から思い描くディテールにこだわった工夫に満ちています。
そこにはモノを大切にする ひびのこづえ のライフスタイルが反映され、一過性の消費物ではなく、アート的価値をもつ逸品としての佇まいを漂わせています。
ひびのこづえ の追い求めるものは、自然体の心地よさ・肩肘を張らないかっこよさという価値観・スタイルです。
「ひびのこづえの品品 たしひきのあんばい」を通して、日常におけるアートの可能性を紹介するとともに、すべての作品を販売する、という展覧会としての新しい試みを行います。
*なお、会期中、当館の受付・監視スタッフは本展のためにひびのが生み出したユニフォームを着用します。
まだコメントはありません