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「25x4=[__]」展
東京画廊+BTAP
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アーティスト
大平龍一、柴田鑑三、尾崎真悟、飯田竜太
この度、東京画廊は、大平龍一、柴田鑑三、尾崎真悟、飯田竜太によるグループ展「25x4=[__]」展を開催いたします。
大平龍一は、平安の世より日本人のそばにあった「畳」に草原や海、宇宙の姿を想像し、かつて千利休が二畳の茶室「待庵」で試みたような、大きく広がる自然の下で、人種や身分、肩書きを忘れて人が対話できるような空間を、木彫とインスタレーションで表現します。
柴田鑑三は、スタイロフォーム(断熱素材)をニクロム線で何層にも切りぬくことで、壮大な、しかし柔らかで軽い印象を与える立面を造り上げます。光を独特な形で通す素材の特性を活かし、等高線のようなシルエットと凹凸を浮かびあがらせ、展示空間に波紋の様な広がりをもたらします。
尾崎真悟は、能面が上下にゆっくりと運動する様を5つのビデオ画面に異なるスピードで映し出すことで、移り変わる感情、そこに生まれるストーリーを表現します。表情の変化しないはずのマスクが感情を持つように見えた瞬間、人の表情に感情を読みとるという、日常的で無意識の行為への信頼性は揺るがざるを得ません。
そして飯田竜太は、本を繊細に切り込み、開いた状態でそれらを壁と天井からつるすことで、本の持つ「言語と意味」を「無言語と無意味」に転換させます。薄い紙が重なり、連なる様子は雲や山、波といった絶え間なく流れる自然界の景色を連想させます。
この4名はともに80年代初頭に生まれ、同じ時間をこの日本で過ごしてきました。「バブル全盛時代を幼少期、無意識に過ごしてしまった僕らには、体に刷り込まれた特有の感覚があると思います」と自ら語るように、それぞれの作品には周囲で起こっていることを擬似的、架空的なエンターテイメントであるかのように認識してしまう、虚無感ともいえる共通のトーンがあります。しかしその奥には、小さくも確かに存在する日常と森羅万象の中に生まれる、素朴でぬくもりのある出会いと対話に対する喜びが見えてきます。
作家全員が25歳であることを一つの切り口に、作家たちが渾身の力を持って取り組む今回の展覧会は、一種の「体験型」展示です。4名の作品の相互反応から生まれる空間は「未知数=[__]」であり、「無限=[__]」の可能性を持っています。この機会に是非ご高覧、ご体感ください。
オープニングパーティ:2007年4月4日(水) 18:00−20:00
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スケジュール
2007年4月4日(水)〜2007年4月28日(土)
開館情報
時間
12:00 〜 18:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料
無料
会場
東京画廊+BTAP
http://www.tokyo-gallery.com/
住所
〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-5 7F
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アクセス
JR新橋駅銀座口より徒歩4分、東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線銀座駅A3出口より徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ汐留駅5番出口より徒歩5分
電話番号
03-3571-1808
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