ギャラリー小柳1953年南アフリカ共和国生まれ。デュマスはケープタウンの美術アカデミーで学んだ後、1967年オランダに移り、現在はアムステルダムを拠点に活動しています。70年代にオランダ、ハーレムの「アトリエ63」に参加し、以来新聞の切り抜きや古い写真に言葉を添えたコラージュを制作しますが、83年より絵画制作に転じ、画面いっぱいに広がる人物の顔の連作やヌードを発表、国際的に活躍を始め、今や世界的に最も注目される作家の一人となっています。
デュマスの描く様々な顔や裸体のイメージ・ソースは、宗教的な図像、新聞やファッション誌、自ら撮ったスナップ写真などにあります。彼女が「写真をまねしているのではなく、使っている」のだというように、デュマスが魅せられているのは顔というテーマであり、個人に意味性が付与されているわけではありません。彼女の作品では、モデルの有名、無名に関わらず、人種、性別、年齢に関わらず、すべてが並列化され、やや表現主義的なスタイルや技法がそれぞれの容貌の差異をより曖昧にしています。見る者を射るように見つめ返す目は、その肌の色の差異よりも印象的であり、どれもが不安感、抵抗感を宿しています。
本展では、1987年制作の作品から2007年の最新作まで、秘蔵のドローイングと油彩作品を紹介します。
同時開催「マルレーネ・デュマス - ブロークン・ホワイト」
第1会場: 東京都現代美術館 企画展示室1階・3階
2007年4月14日(土)−7月1日(日)
休館日: 月(但し、4月30日は開館)
第2会場: 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
2007年10月21日(日)−2008年1月20日(日)
【画像:「Light and Dark」1990-2000 】
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