終了した展覧会・イベントです

スウェーデン児童文学フェア 「ピッピからペッカ」

スウェーデン大使館
終了しました

アーティスト

アストリッド・リンドグレーン
アストリッド・リンドグレーンの生誕100年を記念しスウェーデン大使館主催により開催致します。日本語訳されているスウェーデンの児童文学を一同に集め、実際に本を読むことができる図書館のようなスペースを設置します。子供のための読み聞かせやワークショップを開催し、プレイコーナーや子ども向けのDVD上映、さらにスウェーデンのスナックを提供するカフェもオープン。また、現在日本では紹介されていない作家やイラストレーターも来日し、セミナーや展示等を通してご紹介するほか、リンドグレーンの生涯を描いたドキュメンタリー映画も上映致します。

年齢・職業を問わず、より多くの日本の皆様にスウェーデンの児童文学に触れて頂く良い機会となるよう、皆様のご来館をお待ちしております。

開催期間内休業日・開館時間変更日
5月8日(火) 大使館業務の都合により15:00終了
5月11日(金) セミナー参加者のみの限定公開
5月12日(土) ワークショップ開催のため13:00終了
5月13日(日) ワークショップ開催のため13:00終了

*期間中、業務の都合により一部閉館もしくは開館時間の変更が発生する場合がありますので、ご来館前にスウェーデン大使館ウェブサイトにてご確認下さい。

スウェーデン文学作品があまり日本語に翻訳されていないことは、周知の事実です。しかしながら、翻訳されているスウェーデンの児童文学の数を調べていくと笑みがこぼれます。人気のある作品は既に着目され出版されています。日本では、スウェーデン児童文学の出版の動向に、注目している出版社が多いように見受けられます。では、何故そうなのでしょうか?

一般向けの文学の翻訳家を見つけるよりも、児童文学の翻訳家を見つけるほうが簡単なのでしょうか?あるいは、国際的にスウェーデンが福祉国家であるというイメージの影響で、スウェーデンの児童文学が日本でより評価されているのでしょうか。これには、行き届いた児童福祉や、育児政策、国際的に議論されている児童の権利、子どもを一個の人間として見るということ等が含まれています。後者ですが、スウェーデンは、児童権利を追求していることで世界的に知られています。児童文学作家のアストリード・リンドグレーンは何年もの間、児童権利に関わる問題に取り組んできました。

リンドグレーンが生きていたら、今年で100歳になります。生誕100年記念の祝賀行事は、スウェーデン人の児童文学作家として一番有名であるゆえに、スウェーデンに留まらず世界各地で開催されます。彼女の作品は約90言語に翻訳され、出版数は1億4500万部に及んでいます。

リンドグレーンの作品の中で日本で一番有名なものは、「長靴下のピッピ」でしょう。また、リンドグレーン記念文学賞について聞いたことがある人もいることと思います。この児童文学賞はリンドグレーンに因んで毎年授与されるのですが、その規模の大きさから、小さなノーベル賞と呼ばれるようになりました。2005年の受賞者には、イギリスの児童文学作家フィリップ・プルマンと日本の荒井良二氏が選ばれました。

在日スウェーデン大使館では、アストリード・リンドグレーンの生誕100年記念を4月28日-5月13日に開催されるスウェーデン児童文学フェアと合わせて祝いたいと思います。最新の展示やリンドグレーンの人生をまとめたドキュメンタリー映画の上映、リンドグレーン記念文学賞を受賞した荒井良二氏によるワークショップ、またスウェーデン児童文学作家の日本語の翻訳版を紹介するといったことが児童文学フェアで計画されています。

この児童文学フェアでは、アストリード・リンドグレーンだけが注目されるのではなく、リンドグレーンに続く後世のスウェーデン児童文学作家やイラストレーターにも焦点を当ててみたいと思います。クリスティーナ・ディグマン、スティーナ・ウィルセーン、ヨックム・ノードストロムがこのフェアに参加します。スティーナ・ウィルセーンとクリスティーナ・ディグマンは、大使館ギャラリーに作品を展示し、ヨックム・ノードストロムは二人の作家と共に、スウェーデン児童文学関係者の為のセミナーで講演します。子どもを対象としたものには、スウェーデンの子供向け映画の上映や昔話の朗読、またカーペットコーナーや子ども用の家具、遊び小屋などからつくられたコーナーで遊ぶことができます。

クレヨンハウスさんは翻訳されたスウェーデン児童文学の販売を行い、北欧料理の店リラ・ダーラナさんにはフェア期間中、大使館内ギャラリーにおいてスウェーデンスタイルカフェを開店していただきます。来場してくださった子どもたちには、この児童文学フェアの思いでとして、もれなくスウェーデンの小さな絵本を差し上げます。

ゴールデンウィークとその翌週にかけて開催されるスウェーデン児童文学が、子どものいる家族や子どもたち、書店、図書館、出版社、メディアの方たちに楽しんでいただけるものになれば幸いです。

スケジュール

2007年4月28日(土)〜2007年5月13日(日)

開館情報

時間
09:0017:30
休館日
土曜日、日曜日、祝日
備考
開館時間:土日祝(5月3日を除く)10:00-17:00、平日(5月3日を含む)09:00-17:30
入場料無料
展覧会URLhttp://www.swedenabroad.com/CalendarView____4371.aspx?slaveid=60532&showperiod=4/28/2007
会場スウェーデン大使館
https://www.swedenabroad.se/ja/embassies/japan-tokyo/
住所〒106-0032 東京都港区六本木1-10-3-100
アクセス東京メトロ南北線六本木一丁目駅1番出口より徒歩7分、東京メトロ日比谷線神谷町駅2番出口より徒歩7分
電話番号03-5562-5050