終了した展覧会・イベントです

「怪獣と美術 - 成田亨の造形芸術とその後の怪獣美術」展

三鷹市美術ギャラリー
終了しました

アーティスト

成田亨、高山良策、池谷仙克、原口智生
怪獣は実在の生き物ではありません。その誰も見たことのない姿形を、誰も考えた事のないデザインで表現しようと試み、海外の“モンスター”と一線を画する日本独自の怪獣デザインの礎を築いたのがこのアーティストでした。

画家になることを志して入学した武蔵野美術学校在学中に彫刻への関心を次第に深め、卒業後は彫刻作品を新制作展に継続して出品します。1965(昭和40)年から特撮テレビ番組『ウルトラQ』の特撮美術に加わり、そこで初めて怪獣デザインを手掛け、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』では個性的かつ美しい怪獣を生み出しました。自然界から得たヒントをもとに複数の要素を組み合わせて創り出したフォルムや、抽象化することによって生み出されたその特異な造形美は、今日でも高い人気を得ており、のちの怪獣デザインに大きな影響を与えています。

本展は、成田亨をはじめとして、成田亨が描いた怪獣を造形化した高山良策(たかやまりょうさく・1917-82)、さらに成田の後を継いで『ウルトラセブン』の怪獣デザインを手掛け第二次怪獣ブームを支えた池谷仙克(いけやのりよし・1940-)、今日の怪獣造形の第一人者である原口智生(はらぐちともお・1960-)の作品を紹介いたします。この展覧会では、彼らの怪獣に関わる作品にとどまらず怪獣を主題としない絵画や彫刻作品も併せて展示し、分かち難く結びついたそれぞれの作品を同時に見ることで、怪獣デザインや造形が特殊なものではなく、彼らの創作活動の一環であるとおわかりいただけると思います。

関連プログラム

ワークショップ
-9月22日(土)、10:30-16:00
こどもアートクラブ 「三鷹大決戦キミも出動せよ!」
-9月29日(土)、13:00-17:00
「ねんどで怪獣をつくろう」

対談「成田亨を語る」
池谷仙克(美術監督)、成田流里、清水節(エディター&ライター)
9月23日(日)、14:00-

※イベントの詳細、ワークショップの申し込み方法などは美術館HPをご覧下さい。

【画像】《エレキング》成田亨 1967年、36.8×32.6cm (ペン・水彩、紙) ©成田流里

スケジュール

2007年9月8日(土)〜2007年10月21日(日)

開館情報

時間
10:0020:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合はその翌日と翌々日休館
備考
休館日: 9月10日(月)、9月18日(火)、9月25日(火)、10月1日(月)、10月9日(火)、10月15日(月)
入場料一般600円、学生(高・大)300円
会場三鷹市美術ギャラリー
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/
住所〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 コラル 5F
アクセスJR中央線・総武線三鷹駅南口より徒歩1分
電話番号0422-79-0033
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します