荒多惠子 「√(ルート) 1」

新宿ニコンサロン

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作品は、昨年行った写真展「胸神(muna kami)―乳がんになった日から―」の続編である。作者は病になったあと、死に直面した恐怖を拭い去るすべがなかなか見つからず、女としての自信を喪失していた。もはや妻としての自分も見失い、ひとりになる決心を固めた。精神的にも肉体的にも病んでいて、ふたつあった胸はもはやひとつしかない。そのことに自分を重ねたのかもしれない。客観的に捉えられたら、自虐行為だろう……。だが、ひとりになりたくて離婚したにもかかわらず、ひとりの孤独には打ちひしがれた。自分の中に女を見つけたこともあった。背中が無性に寒かったこともあった。ひとりになりたかったはずなのに、ふたりが恋しかった。次第に落ち着きながらあたりを見渡すと、今の日本ではふたりになれない、なろうとしない、ひとりの人間の多さに驚きを覚えた。この1以上になれない「√ 1」の存在。自らを否定しながら、本展で現在の「√ 1」のありようを考えようとしている。カラー33点・モノクロ4点。

メディア

スケジュール

2007年06月26日 ~ 2007年07月02日

アーティスト

荒多惠子

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