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荒多惠子 「√(ルート) 1」

ニコンプラザ東京
終了しました

アーティスト

荒多惠子
作品は、昨年行った写真展「胸神(muna kami)―乳がんになった日から―」の続編である。作者は病になったあと、死に直面した恐怖を拭い去るすべがなかなか見つからず、女としての自信を喪失していた。もはや妻としての自分も見失い、ひとりになる決心を固めた。精神的にも肉体的にも病んでいて、ふたつあった胸はもはやひとつしかない。そのことに自分を重ねたのかもしれない。客観的に捉えられたら、自虐行為だろう……。だが、ひとりになりたくて離婚したにもかかわらず、ひとりの孤独には打ちひしがれた。自分の中に女を見つけたこともあった。背中が無性に寒かったこともあった。ひとりになりたかったはずなのに、ふたりが恋しかった。次第に落ち着きながらあたりを見渡すと、今の日本ではふたりになれない、なろうとしない、ひとりの人間の多さに驚きを覚えた。この1以上になれない「√ 1」の存在。自らを否定しながら、本展で現在の「√ 1」のありようを考えようとしている。カラー33点・モノクロ4点。

スケジュール

2007年6月26日(火)〜2007年7月2日(月)

開館情報

時間
10:3018:30
最終日は15:00まで
休館日
日曜日
年末年始・ゴールデンウィーク・お盆は休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/2007/06_shinjyuku-3.htm
会場ニコンプラザ東京
https://www.nikon-image.com/support/showroom/tokyo/event.html
住所〒163-1528 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー 28F ニコンプラザ新宿内
アクセスJR新宿駅西口より徒歩10分
電話番号03-3344-0565
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