「土田ヒロミのニッポン」展

東京都写真美術館

poster for 「土田ヒロミのニッポン」展

このイベントは終了しました。

1960年代終わりから写真家として本格的な活動を開始した土田は、日本の土俗的な文化、ヒロシマ、高度経済成長、バブル経済などのテーマを通して、変貌する日本の姿を撮り続けています。土田の視点はつねにユニークで、作品ごとに明確なコンセプトを持ち、日本という国に対する問題意識を実験的ともいえるアプローチで表現してきました。「自己表現」と「徹底的な記録」の両面を行き来することで進化を遂げてきたこの作家の作品からは、社会性と時代性を背後に日本が抱える問題を汲み取ることができます。

この展覧会では東京都写真美術館が重点的にコレクションした土田作品に加え、最新作を含めた約140点で、氏の作家活動の軌跡を一堂に紹介します。混沌とした世相のなか、土田作品は日本と自己の関係を見直す何らかのヒントをくれることでしょう。

担当学芸員による展示解説(フロアレクチャー)、出品作家と担当学芸員による年始特別展示解説(新春フロアレクチャー)の詳細はイベントhpをご覧下さい。
会場:3階展示室

メディア

スケジュール

2007年12月15日 ~ 2008年02月20日
12月28日(金) 10:00~18:00、2008年1月2日(水)~4日(金)年始特別開館 11:00~18:00。

アーティスト

土田ヒロミ

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Reviews

ramarama: (2008-01-15 at 21:01)

なまはげやおかめなどの、祭り装束というのでしょうか、
それらをカタログのように白バックでじゃーん、ばーん、と
撮っています。なんというか、真面目に......笑えます。

他に、バブル期のすごいパーティーファッションのおばさんとか、
芋洗い状態のプールとか、
砂丘に散らばる色とりどりの観光客とか、日本の色々な姿が、
わりと王道な感じで真面目に記録されていますが、どれも面白い。

http://ramarama.cocolog-nifty.com/ramarama/2008/01/post_a302.html

michi: (2008-01-23 at 01:01)

1月3日は本人自ら作品を解説しながら観られるという特典付で、新年ならではか他にもイベントが多かった。「上品で元気なお爺さん」という感じで、土田ヒロミは解説していた。以下3つ、気になった発言(記憶なので正確性はなし。)

■30年前のデビュー当時(70年代)は、被写体と直接向き合い楽しく写真の撮れるハッピーな時代だった。日本の土俗社会に生き、そんな自分を見つめなおす意味で写真をはじめた。

■写真は自分の意識を超えて撮れることが面白い。被写体を捕らえる目線にはなかったものまで優劣なく等価に写し出す。

■写真家は編集者として個性を見出せる。誰でも同じように撮ることが出来る写真だが、被写体に向かってどこでシャッターを押すかですでに編集を行っている。出来上がった写真のどれを採用し、どのように組み合わせて考えるかで再度編集を行う。そこに個性が出る。

「砂を数える」というシリーズがあって、大衆を捕らえた写真群が面白い。70年代は近景での生々しい群集だったのもが、90年代以降は豆粒のように点在するカットとなっている。

技術的にも全く違う。前者がモノクロの銀塩なのに対して、後者はポジフィルムをスキャンして出力している。スキャンすることで発色が平坦になり、さらにデジタル処理で色の遠近感をなくしている。

スーパーフラットとは発言していなかったが、時代のフラット感(それは中心やシンボルを喪失した彷徨える群集という文脈)を感じ取っての作風だと自ら解説していた。

多種多様な作品群が、本人の解説によって明解な考えのもとへ収斂されて行く驚き、写真家とは時代の空気を掴む表現者であることの再認識。とても面白い写真展。

http://p-note.net

miyagaya: (2008-01-28 at 16:01)

Hiromi Tsuchida is in fact male. You might want to correct your pronouns above.
Great show, though--well worth seeing.

nevsky187: (2008-02-01 at 16:02)

Really good show. Highly recommended. I enjoyed the photos of traditional settings, and the epicurean party scenes from the bubble days, most of all. And of course the daily self-portrait, in which you can watch Mr. Tuchida age 20 years in around 4 minutes, is spellbinding.

sayadct: (2008-02-18 at 14:02)

70年代の写真があまりに幸せそうで、感動した。
広島の被爆関連の写真で、数行の解説がかいてあるものには涙した。

見てよかった。

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