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「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 I. 関東編」展

群馬県立館林美術館
終了しました

アーティスト

下岡蓮杖、フェリーチェ・ベアト、小川一真
現在までに発見されている日本人を被写体とした最古の写真は、栄力丸という船に乗って漂流しアメリカの商船に救出された人々を写したものです。また日本で撮影された最古の写真は、ペリーに同行して黒船でやって来た写真師エリファレット・ブラウン・Jrが写したもので、日本国内に現存する物は国の重要文化財に指定されています。本展では、同じく重文に指定されている今はなき江戸城を記録した写真(東京都江戸東京博物館蔵)など、関東地方の美術館、博物館に所蔵・寄託されている幕末・明治の写真をご紹介します。

展覧会は「であい」「まなび」「ひろがり」の3章構造になっています。日本人が被写体として写真と「であい」、開明的な藩主や科学者たちがその技術を「まなび」、ほぼ同時代に誕生した営業写真師たち、もしくは彼らが撮った写真が地域的にも内容的にも「ひろがり」を見せる。本展では被写体としては徳川十五代将軍徳川慶喜、近藤勇、福沢諭吉といった有名人も登場する計300点以上(途中展示替えあり)の作品で、近代的芸術表現という「夜明け」を迎える以前の日本写真史の、知られざる側面をたどります。

記念講演会
「幕末・明治写真史入門」
日時: 7月29日(日)、14:30~15:30
講師: 高橋則英氏(日本大学芸術学部教授)

「「夜明けまえ」の写真-イメージなのか物なのか-」
日時: 8月19日(日) 、14:30~15:30
講師: 三井圭司氏(東京都写真美術館専門調査員)

※定員: 各回130名(先着順)、参加費: 無料

「古典技法・鶏卵紙プリントワークショップ」
日時: 8月4日(土)、5日(日)、10:30~16:30
講師: 三井圭司氏(東京都写真美術館専門調査員)
定員: 各日20名(先着順)、対象: 高校生以上、参加費: 未定
※7月3日(火)から募集開始

【画像:エリファレット・ブラウン・ジュニア《田中光儀像》 1854年 重要文化財個人蔵 東京都写真美術館寄託 (前期展示)】

スケジュール

2007年6月30日(土)〜2007年9月9日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
月曜日(7月16日、8月13日を除く)、7月17日(火)、8月7日(火)休館
入場料一般500円、大高生250円。中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料。
会場群馬県立館林美術館
http://www.gmat.pref.gunma.jp/
住所〒374-0076 群馬県館林市日向町2003
アクセス東武伊勢崎線多々良駅より徒歩20分、多々良駅よりタクシー10分
電話番号0276-72-8188
関連画像

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