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ブルーノ・タウト 「アルプス建築から桂離宮へ」

ワタリウム美術館
終了しました

アーティスト

ブルーノ・タウト
桂離宮を<再発見>したことで知られるドイツ建築家ブルーノ・タウト(1880-1938)。彼の建築や工芸ばかりではなく、その思想や理念が、今ふたたび注目を集めています。

ベルリンではタウトの設計したジードルンク(集合住宅)の修復が進められ、70年余ぶりに当時の鮮やかな色彩が忠実に復元されました。統一後の大規模な再開発が一息ついたベルリンでは、この20年代の中産階級のためのジードルンクの豊饒な空間が再評価され、現在ユネスコの世界遺産として登録が予定されています。

日本でも、タウトが来日中に設計した『熱海・日向邸』(1935-36)の一般公開が始まり、ワインレッドのシルクの壁に包まれたエレガントなインテリアが人気を集めています。日本を愛し、各地を見聞し著された『ニッポン』や『日本文化私観』などの著作は、日本人のための日本文化の手引きとして、今も広く読み続けられています。

20世紀初頭、タウトは、日常生活、社会生活、そして純粋な精神生活という3要素を融合させたとき初めて完璧な世界となるというユートピア思想をかかげていました。1933年、日本を訪れ、そこでクリエイターや職人たちと出会い、日本の伝統や美意識を体験します。それらはタウトの思想をどのように発展させていったのでしょうか。

今回の展覧会のために、タウトの作品約170点が、ベルリンを中心としてドイツ全国8ヶ所、さらに日本全国6ヶ所から集められました。タウトの思想の新しい解釈に基づいた3つのコンセプトに沿って展示は次のように構成されています。

第一部 芸術の役目「建築芸術のユートピア」
第二部 自然と芸術「ブルーノ・タウトと日本の友人たち」
第三部 エレガントな生活「日向邸と工芸」

関連イベントに関しては、ウェブサイトをご覧ください。

スケジュール

2007年2月3日(土)〜2007年5月27日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館
年末年始は休館
入場料一般 1200円、大学生・高校生 1000円、小学生・中学生 500円、70歳以上 900円、障害者手帳提示 700円、付き添い1名 1000円
会場ワタリウム美術館
http://www.watarium.co.jp/
住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
アクセス東京メトロ銀座線外苑前駅3番出口より徒歩5分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅A2出口より徒歩8分
電話番号03-3402-3001
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