児玉画廊|白金今回はモノクローム写真による新シリーズを発表致します。高谷の映像作品の多くが静止画像の集積に拠っているように、これまでも映像も写真も根本的には等価なものであるという姿勢から双方の類似点と相違点を追究してきました。映像も写真も等しく、レンズを通して被写体を捉えることですが、一方はデータ、もう一方はプリントという、物としての実体か否かという点では両極にあるものです。
今回発表される最新の写真シリーズでは、空に流れる雲を断続的に撮影したものであり、日によって、時間によって、あらゆる条件の偶然が一枚の写真に収められています。高谷にとって写真とは、触知の可否に関わらず対象を記録することであり、またプリントすることは「物として」存在させること、 痕跡として記憶に残すことでもあります。映像は時間とともに包括的な記録を可能にしますが、触る事も叶わないそれはまるで蜃気楼や霧に写る影の様なもの、形を伴わない物である事が一方で高谷を写真に向かわせる一因となっています。
オープニング・レセプション: 6月30日(土)16:00-
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