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「富士山 近代に展開した日本の象徴」展

山梨県立美術館
終了しました
信仰の対象として、物語の舞台として、美術のモチーフとして親しまれる富士山。私たちがイメージするこの富士山は、いったいどのように形づくられたのでしょうか。
古来、多くの画家たちによって絵画化された富士山は、江戸時代後期には、伝統を受け継ぎながらも、近代的な意味合いを含んだ新たな富士として表現されるようになります。明治期には、重要な輸出品として様々な工芸品が海を渡りましたが、その装飾には日本の象徴として富士山が多用されました。大正から昭和期には、国体観念として富士山が受容され、ポスターなどのマスメディアにも頻繁に取り上げられます。戦後は、伝統へのアンチテーゼとして、あるいは無意味化されたモチーフとして、富士山は単なる「日本人の心の拠」として位置づけることのできない、複雑な文脈で読み解かれていきます。
明治、大正、昭和、平成と多様化する価値観の中で描かれつづける富士。本展では、近現代における富士山の諸相を絵画や工芸、日用品を含めた幅広い分野によって紹介します。 

関連イベント
-オープニング・イベント 銭湯の富士山公開制作!
富士山といえば銭湯。銭湯といえば富士山。富士山展のオープニングを記念して銭湯の背景画家、丸山清人氏による公開制作を行います。
日時: 6月7日(土) 13:30から
会場: 美術館エントランス、ギャラリー・エコー(申し込み不要、観覧無料)

-講演会「富士山の美術」
講師: 平林彰、和田佐知子(当館学芸員)
日時: 6月29日(日) 14:30から
会場: 総合実習室(申し込み不要、聴講無料)

-担当学芸員のギャラリー・トーク(全2回)
日時: 6月8日(日)14:30から, 7月12日(土)14:00から
場所: 特別展示室(申し込み不要、本展チケットが必要)

-シルバー・アートレクチャー
ギャラリートークの前のちょっとお得なレクチャーです。
日時: 7月12日(土)13:00~13:30
会場: 総合実習室(申し込み不要、聴講無料)

-中学生のためのアートレクチャー
対象: 中学生(保護者参加可)
日時: 6月28日(土)午前10:00~11:30
申し込み期間: 6月11日~18日

-あつまれ!びじゅつ探検隊
対象: 小学4~6年生(保護者の参加可)
日時: 7月5日(土)午前10:00~11:30
申し込み期間 6月18日~25日

-親と子のアートレクチャー
対象: 小学1~3年生とその保護者
日時: 7月5日(土)14:00-14:30
申し込み期間: 6月18日~25日

[画像:立石タイガー 「ミクロ富士」(1984) 森美術館]

スケジュール

2008年6月7日(土)〜2008年7月21日(月)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が日曜日の場合はその日曜日も開館)
年末年始休館
備考
開催時間: 9:00〜17:00
入場料一般 1000円、大・高生 500円、中・小生 260円
会場山梨県立美術館
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
住所〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-27
アクセスJR中央線甲府駅南口より「(御勅使・竜王駅経由)敷島営業所」「(大草経由)韮崎駅」「貢川団地」行きバス15分「山梨県立美術館」前下車すぐ
電話番号055-228-3322
関連画像

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