ミヤケファインアートブルース・コナーは7月7日、サンフランシスコの自宅にて74年の生涯を閉じました。 ロバート・ラウシェンバーグらと時を同じくして、コナーは1950年代後半から既製品や自然物、家庭用品や廃品などを用いたアッサンブラージュを制作し始めます。また、その既存品を収集し再利用する手法を実験映像に取り入れた先駆者としても知られています。すなわち「みいだされた物体(Found Object)」ならぬ「みいだされたフィルム(Found Footage)」、現像所で廃棄されたフィルムの断片を拾い集め周到に編集されたコナーの映像作品群は、今日あたりまえのように氾濫している映像へ多大な影響を与えました。
本展はコナーの我国での2回目の個展となり、作家が他界する直前に企画されたものです。コナーの多岐にわたる業績を限られたスペースの中で極力、鳥瞰的に紹介しようとするもので、 現在では希少とされている初期アッサンブラージュ作品をはじめ、写真、コラージュ、ドローイング、版画、そして貴重な映像作品までをご覧頂ける機会が実現しました。ブルース・コナーの業績を讃え、本展のタイトルを 「APPLAUSE」 としました。「APPLAUSE」 とは 「喝采」 という意味の言葉ですが、同時にテレビ番組制作時などに観客に対し拍手を催促するサインでもあります。コナーはその「APPLAUSE」というサインを66年に商標登録し70年に版画作品として発表しています。このアイロニカルな作品も本展でご覧いただけます。
[画像: "UNTITLED" (1960) mixed media, pearls, nylon, mesh, wire, etc. 50.8 x 62.2 x 6.4cm]
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