瑞聖寺アートプロジェクト朽ち果ててゆく都市の風景の中には、自動販売機、街灯、電信柱や標識―以前は人々にとって用途のあった物たちが佇む。減じない消費社会の中で、一旦生産されたものたちは残骸として薄明かりの中に存在する。誰も住んでいない古い木造建築などは肥やしの一部となりドクダミなどの種々によってあたかも癒されるかのように覆われていく。
このアメリカ出身アーティスト、スコット・シルヴィーは約10年に渡って習得した技術を使いアクリルとカーボンを使って巧みな表面をパネルに作り上げる。作品に現れる住宅の風景はシルヴィーが現在住んでいる世田谷で見つけられた。また彼の作品に生える草は古い書物やインターネットから収集したイメージである。
この展示ではシルヴィーがペインティングやインスタレーションを通じでこれまで継続して探求しているテーマに基づくものだ。人間が作り出す物と、自然界との間に生じる関係性を手繰り続けているアーティストである。
レセプション: 4月12日、18:00-20:30
[画像: 「Violet」(2007) Acrylic, carbon on panel]
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