poster for 玄尚哲 展

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玄尚哲(Hyun Sang Chul)さんの作品は、陶の長い紐のようなかたちが、捻れたり、螺旋を描いたり、部分的にボールのように大きく膨らんでいます。
陶でありながら金属を思わせる肌合いは、緑青が噴いたような、青銅のような質感です。この赤銅色の陶土にピーコック (青緑色)をかぶせた釉薬が独特で、軽妙なかたちでありながら、重量感と強い存在感を放っています。1点の大きさは60cmから2mで、大きなものでは100キロ以上の重さがあります。
すべてロクロで制作したドーナツ型を切ったり、貼ったりして再構成することによってこのかたちを生み出しています。重厚感のある紐状のかたちが、勢い良くダイナミックなムーブメントをつくる様は見る者に自由闊達なイメージを与え、どんどん続いていく道のような、伸びやかさや大らかさを感じさせる作品です。  玄尚哲さんは、韓国釜山出身の30歳の若い作家で、今展が初個展となります。
釜山の美術大学で陶芸を学んだ後、大阪芸術大学大学院を修了し、現在は信楽の窯業の会社に勤めながら制作をしています。 玄さんが過ごした90年代後半の釜山の陶芸は、帰国した留学生の持ち帰ったアメリカ文化の影響が強かったと話します。その事に疑問を感じた玄は、他国の同世代の学生はどのような作品をつくり、どのような考え方をするのか知りたいと思い、同じアジアの日本で学び、比較的自由な雰囲気の中で独創的な作品を生み出しました。  玄さんの作品のもうひとつの柱は、韓国に古くから伝わる「東学」という学問です。これは宗教的な考えにも似て、「神は自らの中にある」と自分自身を深く掘り下げて考えることを学びます。作品のうねるかたちに、あふれるエネルギーやうつろう人間の感情を託し、作品の色には釜山の穏やかで美しい海の色を重ねて表現しています。 今展では新作も含めた4点ほどが展示される予定です。

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スケジュール

2008年07月04日 ~ 2008年08月02日

アーティスト

玄尚哲

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