児玉画廊|白金これまでドローイングを中心に水墨や透明水彩を使用したタブロー、粘土やセロハンテープによる立体作品、日用品や廃棄物などを集めて作るインスタレーションなど、多岐にわたる作品を発表し続けてきました。森の作品では人体のモチーフと都市や地図など地理的なモチーフが複雑に関連し合っています。その原点に「都市」または「都会」と表現する森独特の感覚があります。居住し、働き、歩き、体験的に自分を含む「街」を自己の一部として認識したとき、あるいはその逆で、自分の記憶にある「街」をイメージさせる何らかの要因を実際に重ね合わせてみたときに生じる違和感や一体感を、非常に生理的なものとして捉え、「都市」または「都会」にそうした含みを持たせています。
今展覧会では、街をホームレスのように徘徊し拾い集めた「街の断片」つまり街を記号的に象徴する何かを題材に作品を制作しています。例えば看板のロゴマーク、電車の車体番号など、過去作品にもそれら象徴的な「街の断片」が使われてきましたが、森にとって既に断片は単なる象徴ではなく「街」そのものとも言い得る、より強固なものとなってきているようです。 昨年水戸芸術館で開催された「夏への扉」展で紹介され、一点一点の作品への評価に加え、高い空間感覚を発揮したインスタレーションでも好評を博しました。その後を待ち望む声も高い中での発表となりました今回、新作のペインティング、ドローイングに加え、壁画、壷を使ったインスタレーション、新たに写真作品を制作するなど、今後更なる新展開をも期待させる内容となっております。つきましては、本状をご覧のうえ、展覧会をご宣伝、ご高覧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
レセプション : 3月15日(土) 18:00〜
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