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矢津吉隆 「Holy and Common」

Takuro Someya Contemporary Art
終了しました

アーティスト

矢津吉隆
矢津吉隆は1980年まれ、大阪出身。現在京都を中心に活動する若手アーティストです。京都市立芸術大学で彫刻を専攻し、卒業後、若手アーティストユニットAntennaのメンバーとして活動。その後2007年から個人で制作を始めています。

『 宇宙(自己を含む世界全体)をどう解釈し物語るかをテーマに、最初期の信仰の形態とそこから生まれる装置をモチーフに制作。現代における新たな神のイメージの獲得を試みる 』

矢津は、人間の持つ“神を感じる感覚”への興味を以上のように表明し、極めてニュートラルな作品をもって、儀式的とも感じられる空間を現します。無数にモノや情報が混沌とする現代において、彼は余計なものを全て捨て去り、剥き出しにされた、シンプルな作品を用いて私たちに“神聖不可侵な場”を与えてくれます。

本展覧会のタイトル「Holy and Common」は、“神聖なもの”と“ありふれたもの”という一見すると相反するものを題しています。特に“日食”をモチーフに作られたLED装置を使った大型インスタレーション「the corona」(*)が、その二面性の象徴的な作品となっており、日常当たり前に目にする太陽と月が、日食という限られた時間の中で姿を変える時、“ありふれたもの”を超えて、瞬く間に神秘的なものになることをモチーフとしています。(*H250cm×W180cm×D80cm)

矢津は、人間は共通して“神聖であるという感覚”(=“神を感じる感覚”)を持っているといいます。そして、今回の展示が、そのような退蔵されつつあるコモンセンス(共通感覚)を最適化し、私たちの意識へ浮かびあがらせる“域”とも呼べるものになるでしょう。

スケジュール

2008年9月20日(土)〜2008年10月25日(土)

開館情報

時間
11:0018:00
金曜日は20:00まで
休館日
月曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2008年9月20日(土) 18:00 から 21:00 まで

入場料無料
会場Takuro Someya Contemporary Art
http://tsca.jp/
住所〒140-0002 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F, 5F
アクセスりんかい線天王洲アイル駅B出口より徒歩9分、東京モノレール天王洲アイル駅南口より徒歩10分、京急本線新馬場駅北口より徒歩9分、JR品川駅港南口より都営バス「天王洲橋」下車徒歩4分
電話番号03-6804-3018
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