「日米修好に駆けた藩主堀田正睦」展

終了しました

平成20年(2008)は、幕末の佐倉藩主堀田正睦が、幕府老中として米国使節ハリスと交渉し、日米修好通商条約が締結（安政5年(1858)）されてから150年という記念の年にあたります。

これまでの研究では、当時大老に就任した井伊直弼の業績が取り上げられることが多く、堀田正睦に関してはあまり注目されることはありませんでした。しかし、最近では、堀田正睦が幕臣と共に行った米国との条約交渉が見直され、その奮闘ぶりが評価されています。

通商条約締結に貢献した堀田正睦については、佐倉藩政においても、蘭学の導入をはじめとした数々の改革をおこなったことが知られています。これらの改革から、多くの藩士が開明的な人材となり、幕末から明治期にかけて各方面の先駆者となりました。

企画展示「日米修好に駆けた藩主　堀田正睦」では、藩主堀田家に伝わった貴重な品々や、歴史を物語る史料の展示を通して、これらの事績を広く市民に紹介し、その理解を深めるとともに、このような優秀な人々が輩出した佐倉という土地柄を再確認していただければと思います。

スケジュール

2008年12月2日(火)〜2008年12月23日(火)