「美術家たちの南洋群島」展

町田市立国際版画美術館

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サイパンやパラオなど、今ではトロピカル・リゾートで人気の高いミクロネシアの島々に、大正から昭和初期にかけて、多くの日本人画家や彫刻家が訪れました。本展覧会はそうした美術家たちの作品を展示し、南洋の地で触発された表現の特質や、日本人の南への志向と美術や文化の形成との関わりなどについて探るものです。日本は明治になると、「南進論」のかけ声とともにミクロネシアへと進出を開始します。やがてその広い海域を「南洋群島」と呼び、第一次世界大戦勃発と同時に占領、1921年には国際連盟の承認を得て統治し始めました。こうした南洋の島に、ゴーギャンのように文明からの解放を求めて、あるいは民族誌学的関心などから、多くの日本の画家や彫刻家が訪れています。またその地での偶然の出逢いから美術を学び、造形作家となった者たちがいました。そのような人たちの中には、文明のありようとしての「南の問題」を真に自分の「生」の問題として抱え込みながら生きた者がいたといえるでしょう。この展覧会によって「南洋群島」で着想を得た知られざる日本の近代美術が明らかになり、それらの作品が異彩を放ちながらも、この時代特有の精神性を表現していることに気づくことでしょう。また画家や彫刻家たちの「南洋群島」行の背景にある南進の歴史やコロニアリズム、戦争の問題、さらに「南」へと向かう日本人の感覚や文化について再考する機会を提供することになると考えます。

関連イベント等、詳細については、展覧会ウェブサイトをご覧下さい。

[画像: 土方久功 「クロトンの娘」 (1972)]

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スケジュール

2008年04月12日 ~ 2008年06月22日
5月5日(月)は開館、5月7日(水)は休館

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