関口貴仁 「朱彩壺」

LIXIL ギャラリー1 & 2

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関口貴仁さんの作品は、ふっくらと丸味を帯びたボディに、朱色にかすれた大輪の花々が描かれた壺です。 「朱彩壺」と名づけられたこの壺は、牡丹、七竃、柘榴、石楠花がモチーフとなっていますが、葉が影のようなシルエットだったり、花が赤い固まりだったりと、独自にデフォルメして、簡略化、平面的にデザインされています。
朱色や茶、ベージュの色調は大地の多彩さを連想させ、全体のかすれやこすれのマチエールは、図も地も混沌と溶け込んだような豊かな表情で、大胆で無造作な美しさがあります。
関口貴仁さんは、この独特の色調、表情をつくる為に、染色の蝋染めや型染めの技法を用いています。釉薬はごくわずかに吹き付ける程度で、その後それも削り落とし、還元焼成で痕跡をつけ、焼成を繰り返します。布にも通じる柔らかさ、温か味が生まれ、洗いざらしの綿布のような肌合いは、見る者に懐かしいような親しみを与えます。乾いた大地から伸びて咲いた花のように、プリミティブな力強さを持つ作品です。
関口貴仁さんは、東京芸術大学大学院を今年3月に修了した若手作家です。当初そのパターンや色彩のデザイン的にところに惹かれて染織を志していましたが、土に触れてその自然の温か味に共感を覚え、陶芸へ進みました。染色からイメージした植物のデザインと土の持つ大らかさが相俟って瑞々しい「朱彩壺」が生まれました。今展では3月の修了展から、さらに技術に磨きをかけた新作7点が展示されます。

アーティスト・トーク  2008年10月8日(水) 18:30~19:00

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スケジュール

2008年10月08日 ~ 2008年11月04日

アーティスト

関口貴仁

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