野口美香 「黒・絡み、くねる陶」

LIXIL ギャラリー1 & 2

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野口美香(Noguchi Mika 1981年生まれ)さんの作品は、鈍く黒光りする円管がクネクネと絡み合い、高さ160cmの樹木のようなかたちをした陶のオブジェです。インスタレーションの幅は200cm四方に広がります。ひとつの円管は人の腕1本くらいの大きさですが、それが捻じ曲がり無数に重なり合って、爆発するような強烈なエネルギーを発しています。

野口美香さんは2008年に大学院を修了したばかりで、今展の出品作は、この「神秘の力に絡まれながら」1点となります。
作品のモチーフはガジュマルの樹木です。沖縄でこの樹木に出会った時、分岐して繁茂する幹、地面に向けて垂れる気根、土台や幹に絡みつき肥大化していく姿が忘れられなかったと話します。かたちを写実的に再現するのではなく、不思議で神秘的な魅力や熱帯植物特有の強い生命力を取り込みたいと考えました。

成型には好きなロクロを使い、その後切断して増殖するように絡め繋げていきます。人間の感情やむき出しの欲求、さまざま事象が絡み合い、吸収、反発、溶け込んで巨大化していく生命力を表現しています。
また野口さんは、土にも同様の魅力を感じています。土には自由自在に変形する無限の可能性や、釉薬や焼成によって変わる表情の多様さ、冷たさや暖かさ、薄紙のように儚く、鋼鉄のような強靭さなど、自然の物質が生み出す神秘性を感じとって制作しています。

アーティスト・トーク  2009年2月6日(金) 18:30〜19:00

[画像: 「神秘の力に絡まれながら」(2008) H160cm, 不定形 撮影:末正真礼生]

メディア

スケジュール

2009年02月06日 ~ 2009年03月03日

アーティスト

野口美香

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