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片山大輔 + 高あみ 展

ユカリアート ミニ
終了しました

アーティスト

片山大輔、高あみ
片山大輔は東京造形大学彫刻学科在学中から、現実の物語の間にあるような奇妙な世界観をFPRなどによる立体作品やアクリル絵具で描いた平面作品として表現してきました。幼少の頃から一人遊びが得意で絵本が好きだったという片山は「思えば子供の頃からもうひとつの世界を自分の中に『空想癖』があった」と回想します。大人となった今でもその奇妙な第2世界は自身が感動したことや悲しかったこと、うれしかったこと、出会った人たちのことを全部混ぜ合い何度も再構成を繰り返しながら生き続けています。彼の創作活動は、家の裏に段ボールや新聞紙で設立した秘密の研究所や、蘭で製造した兵器、庭に掘った落とし穴や自作のゴルフコース、母親に枕元で読んでもらった数多くの絵本の延長線上にあるのかも知れません。今展では平面作品と立体作品で片山の作品世界をご紹介します。

高あみはこれまで主に石膏や陶を使った彫刻、インスタレーション作品を制作してきました。常に物語が背景にあるような人々、日常の気配のある作品をつくるのを得意とする高ですが、その一方で日本に生まれた韓国籍をもつ自身のルーツや家族を題材にしたコンセプチュアルな作品も発表してきました。今展では、ある時突然作りたくなったという「人の顔」を題材に、私たち人間の顔がもつ不思議な魅力を美しい表情や歪んだ表情など様々な表情を持つ陶の「お面」として表現します。「どの表情も自分自身であり、同時にあなた自身でもあります。私たちは何度も何度もあなたになって、何度も何度も私になるのです。」と高が言うように今展は「わたしとあなた」の顔に改めて出会う機会となることでしょう。

[画像:片山大輔「むかしの家」(2007) courtesy of YUKARI ART CONTEMPORARY]

スケジュール

2009年6月20日(土)〜2009年7月18日(土)

開館情報

展覧会により異なる
入場料無料
会場ユカリアート ミニ
http://www.yukari-art.jp/
住所〒153-0051 東京都目黒区上目黒3-6-11 WINビル 1F
アクセス東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅西口より徒歩3分
電話番号03-6421-3341
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